#15 お薬手帳を語るVol.2
こんにちは。
薬についてちょっと詳しい人(薬剤師)です。
日々の業務で感じたこと、気づき、疑問を綴っています。
前回、お薬手帳について少し語りましたが、まだ語ります。
今回は、お薬手帳に記載するのは、飲んでいる薬品名と飲み方だけじゃないよって話。
お薬手帳の見開きには、既往歴やアレルギー歴、副作用歴を記入するところがあります。
患者さんに副作用歴を確認して、
「昔、風邪薬で湿疹がでたことあるんです。」
という答えが返ってきたとします。
えっと…全然わからん。
これが正直な私の意見です。
その時の薬が何だったのかが知りたいのです。
市販の風邪薬だとしても、
例えばルル®︎だとしても、EXとかゴールドとかいっぱいあって、どれかわからない。
もし抗菌薬を風邪薬だと思っていたら?
もはや迷宮入りです。
ただただ曖昧な情報だけが残る。
なので、もし、薬を飲んで気分が悪くなったり、湿疹がでたりした時には、薬品名を覚えておいてくださいね。
そして、その時の症状も合わせて覚えておいていただけるとさらに嬉しいです。
(副作用の症状が軽い場合は、様子を見ながらその薬を使用する場合があります。)
正確な情報が自分自身を助けます。
そのためにも、お薬手帳をぜひ活用してくださいね。
さて、まだ次回も語る予定ですが、質問や疑問あればご相談ください ^ ^*
わからないことは全力で調べてお答えします。
みなさんのヘルスリテラシーが少しでも向上するお手伝いができますように。