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やる気は脳がすべて!?【やる気が出る脳/加藤俊徳】

「やる気」って、ほしいですよね。

でもやる気って起きないし、そもそもやる気って起こそうとして起こすものなの……?

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そんな皆さんに朗報。

どうやらやる気は脳を攻略すればいいみたいですよ!!


今回私が読んだのは、加藤俊徳著「ぐうたらな自分を変える教科書 やる気が出る脳」。

さて、どんな風に脳を攻略していけばよいのでしょうか?


やる気のある人・そうでない人

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両者のちがいは「脳を十分に使えているか」というちがいなのだそう。

やる気のある人は、脳の働きを止めない。
やる気の出ない人は、脳を一部しか使えていない。

ん?脳って私たちいつも使ってるんじゃないの?と私は思った。

実は私たちは脳を使っているのだが、人によってよく使っている場所がちがうらしいのだ。

これを加藤さんは「脳番地」という言葉で表している。

あまり使わないところは、未発達な脳番地となる。

本書に挙げられている脳番地のチェックリストを使うと、自分の未発達の脳番地を確認することができる。

ちなみに私は「着手が遅い、効率が悪い、もたつく」が当てはまったので、運動系脳番地が未発達と言える。


脳番地のトレーニング

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脳番地というのは、脳のどの部分がどのような働きをしているのか、機能ごとに名前をつけたもの

加藤さんはわかりやすくするために、脳の中を住所の番地のように示している。

これが「脳番地」だ。


脳番地の中でも私たちの行動に特に影響力が強いのが、

思考系脳番地・視覚系脳番地・聴覚系脳番地・理解系脳番地・伝達系脳番地・運動系脳番地・記憶系脳番地・感情系脳番地

の8つなのだという。

やる気を起こすためには自分のどの脳番地の働きが鈍いかを知り、そこを強化するためのトレーニングをすることが大切とのこと。

たとえば「興味をもてない、空気が読めない」という人は「視覚系脳番地」を強化するとよくて、「自分の気持ちがわからない、衝動的」という人は「感情系脳番地」の働きを強くするといいらしい。

そのためのトレーニングとして「感情系脳番地」であれば、「好き嫌いをはっきりさせるために好きな顔と嫌いな顔をそれぞれ20人雑誌から切り取り、その理由を言葉にする」というものなどがある。


……これはすごい。

私は日常生活の中で「なんとなく好きかな」という漠然とした感情はあるものの、好き嫌いをしっかりと感じ切っていることは少ないと思ったからだ。

やる気のある人は好き嫌いが明確だからこそ、ブレることなく自分の好きにまっすぐに進んでいくことができる。

「はっきり言ってはいけない」という曖昧さは私たち日本人の特徴だと思う。

でもそれは自分の脳みそのエネルギーを減退させ、やる気の低下につながってしまうことだってあるということだ。

そして活動が鈍くなって「ここの脳番地はもう使わなくていいよね」と脳が判断すると、その脳番地は必要最低限の省エネモードで動くようになってしまう。

糖質オフをしすぎるとカロリー消費量も減ってしまうようなダイエットみたい……脳も体も賢いんだなあ。


「脳覚醒」でやる気を大きくしよう!

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「覚醒」とは寝ている状態と反対で目がさめている状態のことだ。

この覚醒レベルをあげることでやる気がさらに大きくなるらしい。

しかしそうは言っても、気持ちだけではどうにもならない。

だから適切な睡眠をとって早朝ウォーキングなどの運動をすること、そして自分の好きなことをしたり、次の予定を意識して過ごすようにすると覚醒レベルが上がると書かれていた。

たしかに、睡眠が足りないと頭がぼーっとしてしまうことが多い。

もし「やる気」が起こせたとしても、行動するための体力がなかったら本末転倒だ。


私は中学から大学にまでかけて、テストは一夜漬けの常習犯だった。

あの徹夜続き(一夜漬けじゃなくて二夜漬け?)後に起こる、なんでもできそうなエネルギーが満ちる「スーパーマンモード」。

まるでランニング中のランニングハイのような感じ。


そのエネルギーが継続しないことは分かっているのだが、あれは本書の「やる気」とはまた別物なのだろうか……と、ふと思ってしまった。



そしてやっぱり「好きなことをする」って脳みそにも大切なのだなあ、と改めて感じる。

なぜ私たちはそんな当たり前のことにブレーキをかけてしまうのだろう。

社会がそうしたと言うこともできるかもしれないが、それではむなしすぎる。

だって、自分の人生は自分のものだから。

自分の好きなことを楽しむために生まれてきたはず。

きっと好きなことだらけで予定をガンガン詰め込んで(体調崩さない程度に)、暇をなくせば自然と脳はイキイキしていくのだと思った。

考えただけで幸せで楽しそう。


ちょうど今、旦那さんのご両親がうちに遊びに来てくれている。

お仕事を定年退職されたお義父さんは、釣りに植物の世話にと、あらゆる趣味に没頭されているとのこと。

お義父さんは「趣味が多くてしんどい」と、にこやかにおっしゃっていた。

「しんどい」くらいに楽しむのだって、やる気が起こしていることだ。

もしかしたらやる気を起こして行動したら、さらにやる気を増幅させるのかもしれない。


ぜひやる気が起きなくて悩んでいる方も、本書を読んで自分の未発達な脳番地をトレーニングしてみてください。

やる気、一緒にアップしていきましょう!









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