粗利・経費・営業利益について
前の投稿では粗利についてお話しました。
次はその粗利から1歩進みます。
④経費
大雑把に説明すると、食材費以外で発生する費用です。
・家賃
・人件費
・水道光熱費
・通信費
・備品購入費
などなどがメインです。
これらの経費を粗利から引いて残った利益を【 営業利益 】といいます。
この営業利益を追い求めていくことこそが最も大切になります。
⑤営業利益
例)
月間売上 300万円
食材原価 90万円
粗利 210万円
家賃 30万円
人件費 100万円
水道光熱費 20万円
通信費 1万円
備品購入費 5万円
経費合計 156万円
粗利210万円-経費156万円=営業利益54万円
これはかなり理想的な例ですが、月に54万円の利益を確保できましたね。
年間を通してキープすれば、年商3,600万円、営業利益648万円のお店の出来上がりです。
最終的にはこの営業利益から、
・消費税
・法人税
・減価償却費
などが差し引かれて〖 純利益 〗となります。
こうやって数字で見ると、とっても簡単そうに見えてしまうのが怖いところです(笑)
しかし実際にはこのように上手く事が運ぶお店は一握りだけです。
オープンしてみたが、思ったよりもお客様が来ない。
アルバイトも複数人取ってしまっているのでシフトに入れなければならない。
お客様が来ないから、用意した食材も廃棄(ロス)になってしまった。
食材の仕入れ値が上がってしまった。
そして資金が尽きて閉店、撤退という道を余儀なくされる飲食店経営者がほとんどなんです。
さて、ここまでに
①売上
②食材原価
③粗利
④経費
⑤営業利益
についてザックリとお話しました。
次の投稿からは、
『どうやって大赤字の店舗を黒字に回復させていったのか』
を公開していきます。
決して楽な道のりではありませんでしたが、
現在お店の運営でお悩みの方には是非ご一読いただければと思います。
必ず解決への糸口が見つかると思います。
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