シニア世代にこそおすすめ!電動アシスト自転車の上手な選び方
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私は2024年10月から受講を開始し、同年12月に5回目となる最終課題の提出を終えました。今回は第3回目の課題を掲載します。シニア向け電動アシスト自転車に関する2000文字程度の記事を作成するという内容でした。
日常の買い物やちょっとした移動には、小回りの利く電動アシスト自転車が便利です。運転免許証も必要なく、体力面で不安があるシニア世代でも安心して乗ることができます。しかし価格帯が15万円前後と、決して安くはない買い物です。こちらの記事では、電動アシスト自転車を購入するうえで事前にチェックしておきたい6つの要素を詳しくご紹介します。
必ずチェックしたい3要素
タイヤのサイズ
電動アシスト自転車を選ぶ際に、まず気を付けたいのがタイヤのサイズです。シニア世代が運転する場合には、20インチや22インチの小口径タイヤをおすすめします。ママチャリなどの普段使いの自転車のタイヤは直径26インチの大きめのものが一般的です。タイヤが小さくなると重心が低くなり、少ない力で進むことも可能になります。また本体の重量も軽くなるので、小回りも効きやすくなります。サイズが小さいと、ふらつきにくく、地面に足を着きやすいという利点もあります。サイズが大きい方が段差を軽々と超えることができ、スピードも出やすくなりますが、まずは安全性を第一に考えることが大切です。
フレームの形状
自転車の乗り降りの際、フレームが高い位置にあると足を引っかけて転倒する危険があります。それを回避するためにも、あまり足を高く上げなくても乗り降りができる低床フレームを選びましょう。低床フレームとは聞きなれない用語ですが、ペダルの間にあるフレーム部分の位置が、通常の自転車よりも低くなっているフレームのことを言います。ここが低くなっていると、軽く足を上げるだけで自転車に乗り降りすることができます。小口径タイヤと同じく、スピードが出にくいというデメリットはありますが、ここでもまずは安全面を優先しましょう。
ハンドルの形状
ハンドルの形状は自転車の乗り心地に大きく関わってくる要素なので、注意して選ぶ必要があります。普段の生活で乗るなら、楽な姿勢で走行できるセミアップハンドルがおすすめです。
ママチャリやシティサイクルのハンドルは主に以下の2つに分けられます。
・セミアップハンドル
・フラットハンドル
手前に曲がったハンドルをセミアップハンドルと言います。通勤・通学などで一度は乗ったことのある形状ではないでしょうか。背筋を伸ばした状態で運転することができるため、走行中に視野を広く取れ、安定感があります。
反対にフラットハンドルは、真っすぐのタイプのハンドルなので前傾姿勢になります。前にかがんで走ることでスピードが出やすいので、クロスバイクといったスポーツタイプの自転車に使われることが多い形状です。
プラスアルファの3要素
バッテリーの容量
電動アシスト自転車にはバッテリーが不可欠です。バッテリーの容量は走行距離や充電の頻度に関係してくるのでしっかり考えて選びたいですね。容量は小さいものから大きなものまでさまざまです。用途に合ったバッテリー容量のものを選ぶようにしましょう。目安として、バッテリー容量が8Ah(アンペアアワー)の場合、1回の充電で約30km走れます。
週に数回、近所に行く程度の使用頻度であれば8Ahで十分でしょう。毎日の通勤や通学で使用するなら約45㎞走れる12Ah、もっと走るなら約60㎞走れる16Ahと、ご自分の使用頻度や走る距離を考えて選ぶと良いでしょう。容量が多い方が価格も高くなります。予算と走行距離から最適なバッテリーの容量を選びましょう。不測の事態に備えて少し余裕を持った容量にすることをおすすめします。
※走行距離はあくまで目安となります。
アシスト機能の性能
ペダルを踏みこむ時に電動モーターのアシストにより前に進む機能のことを、アシスト機能と言います。坂道を上る時はモーターがペダルの回転に応じてアシストをしてくれるので楽に上ることができます。ペダルを踏みこまない限り走り出すことはありません。
日本の道路交通法上、道路を走ると違反になる電動アシスト自転車も存在します。法で認められた基準としては以下のようなものがあります。
・人がペダルを踏む力に対してアシスト比率が2倍以内であること
・時速24㎞を超えるとアシスト機能が利かなくなること
このようなアシスト基準を満たさない電動アシスト自転車で道路を走ると違反になります。事故に繋がる恐れもあるので、十分注意して選びましょう。
タイヤの数
シニア向けには三輪の電動アシスト自転車も人気です。安定性が高く、ふらつきにくいため、転倒のリスクも少なくなります。二つの後輪の間に大型のバスケットを装着したモデルなら、荷物が多い時も頼りになります。停止した際に倒れにくいという点も大きなメリットと言えます。三輪タイプにはスイング式と固定式があります。スイング式は二輪と同じように車体が傾く構造なので、軽快な乗り心地を味わえます。固定式は車体が傾かない構造なので、バランスを取ることに不安を感じる高齢者の方は固定式を選んだ方が無難でしょう。
おわりに
安全で快適に移動できる電動アシスト自転車。普段の生活に取り入れることで、「今日は少し遠くまで出かけてみようかな」と活動的になったり、健康維持にも繋がります。将来的に自動車の運転免許証を返納する日が来ても、第二の足となって活躍してくれるはずです。電動アシスト自転車を選ぶ際は、デザインや値段ばかりを注視せず、安全性や快適さを優先して選びましょう。そのためにも一度お店で試乗してみることをおすすめします。
今回お伝えした6つの要素をチェックして、ご自分に合った電動アシスト自転車を探してみてください。