TECH.C.札幌 ライトノベル&シナリオライターコースのマガジンです。学生作品やコンテスト情報、地元札幌のイベント情報などを発信していきます!【毎週月曜日更新】
札幌デザイン&テクノロジー専門学校・ノベルコースによる学園祭用マガジンです。6月22日、23日にリレー小説を投稿する予定です。
札幌デザイン&テクノロジー専門学校・ノベルコースによる学園祭用マガジンです。6月10日、11日にリレー小説を投稿する予定です!
we areの水平思考ゲーム用答え掲載マガジンです
「に、日曜の夜くらい、は……う、そでもいいので……その……こいびと、で、いたいです……」 私が思い切って告白すると、電話の向こうで相手の息をのむ音が聞こえた。 卒業式まで、あと1週間。 私、川村みなみは今、恋をしてはいけない相手に恋をしている。 相手は化学担当の教師で、今1年生の弟の担任も持っている中島先生。 1年生の夏休み明けという変わった時期に転校してきた私は、昔から人見知りが激しいのもあって、友達を作ることができずにいた。最初は転校生だからと、前の学校はどう
「なぁ…もも?」 「ん~?」 4月上旬。外の気温はそこまで高くないので少し肌寒い。けれど今のオレにはその寒さがちょうどよかった。 「……あの、さ。ちょっとこっち来てくれ」 「も~、何?早くしないとアイス溶けちゃうよ?」 近所で有名なこの並木道は、この時期になると色鮮やかなピンク色を見せる。オレに呼び止められた彼女は振り返り、柔らかく笑いかけた。風に靡くきれいな金糸。陽の光に反射して輝くピンクトルマリン色の瞳。ぷっくりとした小さな唇。そこには新作だと言ってこの間買っていたリップ
【問題】Aさんは授業中に爆発を起こし火が燃えた。Bさんは爆発を起こさず火も燃えなかった。けれど先生Aさんを褒め、Bさんを叱った。なぜ? 答えは下にあります。 答え:気体の実験をしていたため、爆発を起こさなければならなかった。Aさんは成功したが、Bさんは成功しなかったため叱られた。
突然だが僕はお店の前に設置されている信楽焼のタヌキが好きだ。いつも1人で色んなお店を回ってはタヌキの写真を撮る。なぜ好きになったのか僕自身は覚えていないが、会社の同僚によると先週の飲み会の帰りに僕が好きだと言ったらしい。お酒は強い方なので、1人のとき以外は基本的に酔いすぎないよう気を付けているし、先週の飲み会の記憶もある。けれど、タヌキが好きだと言った覚えはない。きっと同僚の記憶違いだろうと思っていたのだが、今まで気にして見てこなかった分少し気になってしまい、飲食店に行く度ド
場所:カフェのある席。 とある組織の若頭にのし上がった兄と、妹の会話。 兄 「疲れたぁ…」 妹 「はぁ? あんなんで疲れたとか、何言ってんの」 兄 「お前は何もしてないだろ…。少しは兄を労われ」 妹 「誰が労わるか。でもそうだなぁ…。ここのカフェ代出してくれたら少しは考えてあげなくもないかも」 兄 「はぁ…。最初から金出すのは俺って決まってんだし、もう何でもいいや…」 妹 「んふふっ。おにいちゃんだいすきっ」 兄 「はいはい」 ここで妹が運ばれてきたカボチャ
僕は歩くのが大好きだ。特に階段を登るのが好きで、よく周りの人達に将来健康体でいられるねと言われてきた。 だから僕は、例えどんな状況になっても歩く事を辞めない。例え、松葉杖生活になろうとも。 ドアを開け階段を登る。どんなに辛くても僕は歩き続ける。 だって僕は歩くのが大好きだから。
6月中旬。今日は夏至だ。昼の時間が最も長い日。俺は今新しいスニーカーを買いにショッピングモール内に入っている靴屋に来ている。学校帰りのため制服だが、このショッピングモールには沢山の制服姿の人をみかける。みんな学校帰りなのだろう。クレープやアイスを食べる女子たち、隣のゲームコーナーに入っていく男子たち。様々だ。 俺はそんな人達を横目に目的の靴を探す。 「あった…」 手に取って見ていたら、店員に声をかけられた。ちょうどいいサイズを探してもらおう、と俺は振り返った。 「……え、お前
眩しい程の光に包まれたこの街では、クリスマスというイベントを開催するらしい。どこを見てもキラキラ。緑や赤を基調とした飾りや黄色、青などの色鮮やかなライト。女の子が好きそうな小人やプレゼントの形を模した飾りから、男の子が好きそうな乗り物や刀などの飾りまで様々だ。歩く大人たちの手にはケーキの箱やプレゼントの箱、晩御飯に食べるであろう食材が入った買い物袋が握られている。みな、誰もが笑顔で楽しそうだ。 だが、1口にクリスマスと言えど誰もが楽しめる訳では無い。クリスマスなのに夜まで仕事