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ジェスドロを半年間続けてみて

今年の4月下旬からジェスドロを始めて約半年が経過しました。この半年でやった事や気付いた事などを振り返ってみたいと思います。


はじめたキッカケ

砂糖ふくろう先生をTwitterで見かけて1日に15分くらいで毎日続けたら絵が上手くなるジェスドロなるものがあるんだ〜と知ったのがキッカケです。まずはそこら辺にあったコピーペーパーで試してみることに。

初日は、う…う…うまく描けない…(泣)

一応クロッキーは学生時代に散々やったのである程度描けるかな〜と思ったら自分でも笑っちゃうくらいに描けませんでした(笑)

海外の美大ではジェスチャードローイング(フィギュアドローイング)が基礎練習となり、日本の美大での時間をかけたデッサンやクロッキーは欧米のものからすると上手いけど動きが感じられないように見えるとか。確かに同じクロッキーでも意識や取り組みが全然違い別物な気がします。子育てで時間が取れない自分的には短時間で毎日続けられるというコンセプトに、「これだ!」と思ったのです。

まずは続けてみる

15分も描くと気持ちが満たされ何だか頭がスッキリする、ということでまずは砂糖先生のYoutubeチャンネルの「ジェスドロやろうぜ!」を1日目から始めてみました。

ジェスドロやろうぜ!1シリーズ(30日間)が終わる頃には、寝る前にやっていたからか絵が上手くなるだけではなく快眠まで得るという思わぬボーナスもあり完全にハマってしまいました。その間に砂糖先生の3つ勉の告知がありこちらも早速受講することにしました。

3つ勉ワークショップを受ける

たまたま知ったタイミングが3つ勉が先だったので、8つ勉ではなく3つ勉を先に受けることにしました。その頃は正直自分が受けても大丈夫なレベルなのだろうか?と心配でしたが、実際に受けてみると初心者ウェルカムな内容で安心しました。その頃は毎日ジェスドロやろうぜ!をやっていて、その中でも砂糖先生がおすすめのリフェレンスやアーティストを紹介していたので、内容が被るのでは?と思っていたのですがそんな事はなくとってもボリューム抜群な内容で、ここで一気に知識も増えもっと真剣に取り組むきっかけになった気がします。

3つ勉でのインプットを消化(消化できなかったものも)

ジェスドロを始めて1ヶ月ほどで3つ勉を受けたので、一瞬情報過多になった感はありましたが、単に消化するのに必要な時間が日々の中で取れなかったというのもあります。あれもやりたいこれもやりたい!となったのですが、その頃タイミング的に合わなかったものもありました。

それがマスターコピー。ワークショップでおすすめのマスターコピーを早速やってみたのですが、しっくりこない…今思えば、マスターコピーの前に胸郭や骨盤、ビーンバッグと言われるものを捉えたり、まだまだやることはあったのですが、なんせ一気に情報を得たので自分の中で道筋がまだ見えていませんでした。結局ちょっとやってみたもののパッとしなかったのでマスターコピーは辞めて、とりあえずまた毎日ジェスドロを続けることにしました。
(後に記載しますが、その後の5ヶ月経った頃に行ったマスターコピーはとても勉強になりました。)

書籍を参考にする

ワークショップで紹介のあった参考書籍も色々購入し読み始めたのですが、中でも砂糖先生もおっしゃってた「たてなか流クイックスケッチ」が一番即効性があった気がします。

その前にマイケル・ハンプトンやマイケル・マテジなどの本も目を通したのですが、すぐに適用できたのはやっぱりたてなか流だったと思います。(わかりやすくごちゃごちゃしていないので、時間がなくても進めやすいというのも個人的にはポイントでした。)

ジェスドロに使用したポーズ動画集

まずはジェスドロやろうぜ!でCroquis Cafe https://croquis.cafe(有料)でドローイングを始め、ジェスドロやろうぜ!を全てやり終えたタイミングでYoutubeのGesDraw Partyの動画を使用しました。GesDraw Partyは着衣なのでヌードから始めると一気に難しく感じるように。そこで3つ勉のおまけ動画としてついてきたジェスドロ応用編やスーツドローイングのワークショップで着衣について学びました。

4ヶ月目にちょっと上手くなる

そんなこんなで3つ勉のアーカイブ視聴もしつつ、書籍も参考にしつつ、ジェスドロやろうぜ!も1〜3まで全て68日間終了し、毎日ジェスドロを15分〜20分続け、夏に今度は「8つ勉」を受けた4ヶ月程たったある日、

「もしかして前よりちょっと描けるようになったかも!?」

というタイミングが訪れたのです。この「描ける」とは、印象に近いものが描けた、思うようにプッシュできたと思う、という感覚になる確率が上がったという感じでしょうか。もちろんまだまだではあるけれど、スタート時の自分から明らかに成長しているのではないか…!そんな感覚でした。

マスターコピーの必要性を感じ始める

この頃、セミナーで聞いた「アナトミーとクリエイティブの振り幅」を意識するように。それまでは描くのに必死でクリエイティブを考える余裕なんてなかったのですが、クリエイティブを知りたくなりマスターコピーを始めました。1ヶ月目にやっても全くピンとこなかったマスターコピーですが、この頃にやったマスターコピーはとっても参考になりました。マスターコピーを行った直後にはその線が自分のジェスドロにも反映されるを見て手応えも感じました。(しばらくするといつもの自分に戻るのですが。笑)必要な時に必要な学びを選ぶことって重要だな〜と実感したのもこの頃です。

モチベ維持のために良かったこと、そうでなかったもの

同じ動画を3日続けて描く

GesDraw Partyの動画を続ける中で、ある時から同じ動画を3日間続けて描くということを始めたのですが、これがなかなか良かったです!1日目に描いたものを見返し、その改善点を2日目に活かし、3日目も同様にするを続けると難しかったポーズも3日目には構造がだいぶ把握できるようになったり。何より1日目より3日目の方が上手く描けてる!と自分で実感できるのがモチベーションになり、独学における継続の助けになってる気がします。(これは今も継続中)

Twitterに毎日投稿する

やはり人に見てもらえると張り合いにもなるし、いいねしてもらえるとやる気になりますよね。同時に他の人のジェスドロを見るのも参考になるし、一人でやっているんだけどみんなもやってると思うことが継続の鍵になってます。

楽しいと思えない勉強は今ではないのかもしれない

子育てで子供を見ていると本当に「楽しい」が学びの成長の起爆剤になっているので、今楽しいと思えることに時間を使った方がいいのではと感じています。アナトミーや模写も必要だけど、それが苦痛になるのであれば今でないのかも。私もルーミスの模写にトライして見たものの、つまらない…と数回で終わってしまいました。(笑)必要性が出てくる時がいつか必ず訪れるので、その時に集中してやる方が近道なのではないかなーと思っています。

まとめ

自分に適度な負荷をかけて成長を後押しする時も確かに必要だと思います。ただそれぞれ日々の立場や目指しているもの、限られた期間は違うので自分に合った方法を見つけるのが一番かなーと思います。個人的には「“楽しく続ける!”を続けた先になりたいものになる」を目標にしているので、いかにモチベーションを保つか、楽しく描くかを工夫をしています。

今年も終わりに近づいてきたので来年の抱負も視野に入れつつ引き続き楽しく続けていきたいと思います〜!

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