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簡単ではないナニーさんとのお付き合い

我が家は上の子と下の子それぞれ生後3-4ヶ月からナーサリーに行くまではフルタイムナニーさん、ナーサリーや小学校に行くようになってからは週5日午後2時から7時までの5時間、パートタイムのナニーさんをお願いしていました。みんな幼い子供達を本当に可愛がってくれ家族同様… と考えがちですが、ちょっと待って下さい!

我々はあくまで雇用主。契約契約のもとお給料をお支払いするから来てくれるわけで、我が子達が可愛くって一緒にいたいから働いてる!なんてことはもちろんない。ナニーさんは家族ではありません。適度な距離を保ちながら会社の上司と部下のような感じで、気持ちよく働いてもらうのが一番。あまりに距離が近過ぎると我々にもナニーさん側にも甘えが生まれることを何人かとのお付き合いを経て学びました。

1) ナニーさんの有給休暇
これは一番困りました!!なぜならナニーさんが休暇の間お給料を払いつつ、別の短期ナニーさんをお願いする必要が出てくるため、ダブル支出(痛)。我々の休暇に合わせて有休を取って貰えないか聞いたところ「休暇のタイミングを決めるのは私の権利」。一方我々が休暇で旅行中は彼女は休みを取らないため仕事がない中お支払いをすることに。
最初のナニーさんで子供達も懐いており、「辞められたら困る」という思いが強く、我々の方がギブインしてしまうことが多かった。。
あとから思えば、譲るところは譲る、絶対いて欲しいタイミングは最初からキッパリ伝えるといった、会社でのチーム運営と同じようなやり方をすべきだったのでしょう。お休みが重ならないように調整するのって職場では普通ですよね。

2) 噂好きのナニーさん
これはアフタースクールで来てもらっていたナニーさんですが。他のナニーさん達ととても仲良くなったのは良いことですが、子供達の友達ファミリーの内情を喋る喋る。職場でも噂話をすることはもちろんありますが上司には言わないですよね。息子の友達のママ達の浮気やアル中疑惑、人使いの荒さなど、どうでも良いことや、知りたくないことも多く嫌な気持ちになることも。しまいには息子の仲良しのナニーさんと大喧嘩をし、その子とプレイデートをしてくれなくなりました!
仕事としてナニーさん業をしているわけですから、相手ナニーさんの好き嫌いで息子が仲良しと遊べなくなるというのは如何なものかと。噂話が止まらないことも含めもうすこしキチンと伝えれば良い事例だったと思います。

こう書くとひどいように聞こえますが、みんな子供達のことは本当に可愛がってくれて、毎日遊びやお稽古事に連れて行ってくれた他、部屋の片付け、離乳食や子供用の美味しいご飯を作り置きしてくれるなど、共働きの強い味方でした。

私は日本の普通の家庭で育ち、身近にナニーさんもお手伝いさんもいたことがありません。「人を使う」ということにいつまでも慣れなかった、ピシッと言えない上に気を遣ってしまいがちで、結果甘く見られたということもあったと思います。

我が家はここ3ヶ月ほどナニーさんをお願いしていません。その前も、上の子は学年が上がって学校のアクティビティ(クラブ活動)が増えたのでお迎えが5時半過ぎ、6時過ぎの日が増え、下の子は学校の放課後ケアに基本預けることにして、必要な時も短期で週に2-3回のバイトのナニーさんをお願いすることが多くなりました。学校送迎程度の軽めなケアが短い時間必要なときに便利なのが、ママ友に教えてもらったこちらです(回し者ではありません)。ナニーさんを雇用すると別途所得税(Nanny Tax)や国民保険などを納めないといけないのですが、それもレートに織り込んで手配してくれるのがとても便利!!

9月以降必要なタイミングで、またこちらのサイトでナニーさん探しをしようと思います。

専属ナニーさんがいないとお迎えなど毎日のロジはそれなりに大変ですが、家族だけで過ごすのは実は気分が楽です。人を使う文化に慣れていなかったと先ほど書きましたが、他人がいつも家の中にいる、という暮らしにも私はいつまでも慣れることはないと思います。。


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