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24時間営業を辞めたコンビニ〜2月の販売数値の動向〜「非デイリー品」


 「新商品の緊急推奨取消の増加・・・」


 
 皆さんお久し振りです、あやすけです。

 2ヶ月ぶりですね。そして、記事の内容も2ヶ月の周回遅れとなります。


 ということで、いつもの前置きはぶっ飛ばしてさっそく行きましょう。



1.基礎数値

・日販
 前年比107%(106%)
 コロナ禍初年度比94%(92%)
 24時間営業時比84%(84%)
・客数
 前年比107%(105%) ※参考 2021年度比96%(105%)
 コロナ禍初年度比82%(78%)
 24時間営業時比72%(73%)
・客単
 前年比100%(102%)
 コロナ禍初年度比116%(117%)
 24時間営業時比116%(115%)
・買上点数
 前年比98%(97%)
 コロナ禍初年度比107%(106%)
 24時間営業時比108%(103%)

※当店における時短営業開始時はコロナ禍初年度です
※( )内は前月の数値です           

 2月は日販前年比7%の上ブレ、その内訳は予想外の客数の増であり、物価高騰中にも関わらず客単価上昇は頭打ち、そしてその先行指標である買上点数が低下し始める・・・総論として、先行きに暗雲が立ち込めているといった状況でした。


2.前年比upした分類

◯ポケット・洋風菓子→前年比120%(110%)
・「小物チョコ→大幅up」
・「チョコレート菓子→大幅down」
・「焼き菓子→大幅up」
・「グミ素材菓子→大幅up」
・「ガム→大幅up」
・「袋キャンディ→大幅up」
・「スティックタイプキャンディ→大幅up」
・「駄菓子→大幅down」

( )内は前月の数値

 甘いお菓子の分類です。数値が一進一退を繰り返していた状況から一転、2ヶ月連続で上向きました。地区平均の数値も超えています。売り込みを掛け続けている「小物チョコ」、本部送り込みの新什器となった「焼き菓子」は引き続き好調であり、そして「袋キャンディ」や「グミ素材菓子」といった他分類も数値が上向いて来ています。上昇トレンドに入ったのかも知れません。



◯アイスクリーム→前年比114%(128%)
・「ノベルティ→大幅down」
・「プレミアム→大幅up」
・「ファミリータイプ→大幅up」
・「ロックアイス→up」

※( )内は前月の数値

 1月に引き続き2月も数値は上ブレです。地区平均超えも余裕で達成。
 数値を牽引しているのは「プレミアム」です。 客数依存の度合いが比較的強いはずの「ノベルティ」の数値と比較すると、「プレミアム」及び「ファミリータイプ」の強化という方針が良い結果に結び付いて来ています。こちらの分類も甘いお菓子と同様、上昇トレンドに入ったかも知れませんね。


◯珍味・缶詰→前年比143%(116%)
・「珍味→大幅up」
・「魚肉ソーセージ→大幅up」
・「缶詰→大幅up」
・「ビン詰め→大幅down」

※( )内は前月の数値

 数値は引き続き上向きです。上昇度合いに陰りが見えてきた「珍味」が1月に引き続き大きく上ブレしました。この結果を受けて、その後3月からは再びレジ前の売り込みを珍味に戻しています。 



◯冷凍食品→前年比106%(90%)
・「冷凍麺類→up」
・「冷凍惣菜→横ばい」
・「農水産、素材→up」
・「冷凍米飯→大幅up」

( )内は前月の数値

 数値の低下が数ヶ月に渡って続いていた分類ですが、今月は上向きました。しかしその度合は地区平均と同水準であることから、単に客数の増がその要因である可能性が大です。

 現状では数値改善の打つ手が見つからないこと、客数の予想外の増加はいつか止まるとの見立てであることから、現状維持する他に手はありません。様子見しながら耐え忍びます。



3.前年比downした分類

◯加工食品→前年比98%(110%)
・「カップラーメン→横ばい」
・「カップ味噌汁→大幅down」
・「袋味噌汁→大幅up」
・「レトルト→大幅down」
・「袋ラーメン→大幅up」
・「加工米飯→大幅down」

( )内は前月の数値

 数値が前年比を超え続けてはいるものの、その上昇幅が一進一退を繰り返し始めた分類でしたが、今月はとうとう前年比を割りました。数値が下ブレしたことを受け昨年の10月以降は各種割引等の本部販促に全乗りした取り組みを継続してきましたが、2月はその力及ばずといった結果です。

 主な要因は分類全体の好調な数値を牽引してきた「カップラーメン」の数値が伸び悩んでいることですが、数ヶ月に渡って売り込みを掛けつつ取り組みを続けている中での前年比割れという結果は、もしかするとこの分類全体が下降トレンドに既に入っているのかも知れません。

 様子見をしつつ、売る力が弱まっていることが確認できた際には、現在カップラーメンの売り込みに使用している売り場を別の分類商品に変更したいと思います。売る力が弱い商品に差し上げる場所なんて、撤退戦継続中の当店には1ミリもありません。



◯スナック菓子→前年比87%(86%)
・「ポテトチップス→横ばい」
・「箱スナック→大幅down」
・「袋スナック→大幅down」

※( )内は前月の数値

 塩っぱいお菓子の分類です。引き続き、数値が低空飛行している状況に変化なしです。甘いお菓子とは対照的ですね。
 
 甘いお菓子が好調&塩っぱいお菓子が不調という現在の状況が続いた場合には、この分類の売場を縮小して甘いお菓子の売り場を拡大することを検討することとします。


◯和風菓子、豆菓子→前年比92%(80%)
・「豆菓子→up」
・「米菓→down」
・「和菓子→大幅down」

※( )内は前月の数値

 こちらもスナック菓子と同様に、数値が低空飛行している状況が続いています。唯一「豆菓子」の分類だけは数値が一進一退を繰り返しており、分類の中ではまだマシです。

 全体として下降トレンドは変わりありません。打つ手も現状ありませんね。新商品と既存商品における一定レベルの品揃えをこれまでどおり継続しつつ、数値が上向く日が来るまで耐え忍ぶ事とします。





 前回の「デイリー品」の記事と併せて、2月の当店の販売数値の動向は以上です。
 

 それでは今日はこの辺で。
 
 このクソッタレな世界と戦う皆様と明日もともに。

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