親友についていたこっ恥ずかしい嘘設定
note始めた一年前、このエピソードはどこかで供養しないと…と思っていたのですがあまりに恥ずかしすぎて今まであっためていたガチの秘話。
あんまり書くネタがパッと思い浮かばないので、とうとうここで出す。
思い出すだけで脳天まで血が上るぐらい恥ずかしい話なので、今から小一時間命を削りながらしたためようと思います。
その1 多重人格設定
あやさとは小学校時代本っっっっ当に変な奴だったため、同じ少年剣道クラブだった親友の気を引きたくてか、自分の中に5種類の人格がいるという設定を小学校卒業まで忠実に守っていました。
なんでそんな時がたてばいつか確実に嘘ってバレる時限爆弾みたいな嘘ついたんだろうホントに…。
当時ドはまりしていた少女漫画「お兄ちゃんと一緒」で登場していた4人のお兄ちゃんのキャラ設定丸パクリ。あとは俺を入れて5人。
設定としては、ジャンプをすればどれかの人格に自由自在に性格が変わるというトンデモ設定。
昔からハマったものにすぐ影響されて取り入れたくなる性格なもんで、どんなに無理のある設定でもなんとか押し通して実行してたという特級呪物ぶり。イタいを通り越してグロい。
思い返すとぞっとするような設定の嘘はつかないでくださいよあやさと少年くん…。
友達も残酷なまでに優しいから、今になってもそのネタは掘り返さず丸ごとなかったことにして会話を取り続けてくれています。それはそれでツライ。
じゃあ小学校の時は騙せてたのかよ、と聞かれると、たぶん気づいてた、絶対気づいてた。だってそんな設定あり得ないもん普通に。
友達が「ほんまに~?」と聞くたびに、あやさと少年は「俺も不思議なんだけどさ、ある日突然こうなったんだよね」と人さえいなければその場にうずくまって頭を抱え込みたくなるくらいのすっとぼけぶり。
あやさと少年のキャラ設定の忠実な尊守に頭が上がりません、いろんな意味で。
この過去がトラウマ過ぎて、今のあやさとはなるべく等身大の自分でいようと、日常で「嘘を言わない」ことを心掛けてコミュニケーションをとっておりまする(できてないけど)。
その2 福本大先生の作品大泥棒事件
中学生あやさと少年は当時小説を書いておりました。
といってもネットに投稿するとか応募するとかそんなんじゃなくて、その親友に見せる為だけの小説。
だから、身内ネタとか親友にしかウケないうすら寒いネタとかを描いては見てもらっていたわけなんですが…。
いくつか見せていた作品のなかにあった一作のタイトルが、賭博覇王伝 ○○ (親友の名前)というもの。
この作品名、実はマンガ家福本信之大先生の作品『賭博覇王伝 零』の丸パクリ。っていうか、作品名どころではなく内容も何もかも丸パクリ。
『賭博覇王伝 零』の内容そのままにキャラの名前だけ実在するクラスメイトとか部活の人間とかを当てはめて漫画の内容を小説にして書いていただけなので、ある程度素人が書いてもそれなりにまとまったものになる。
それを3ページくらい描いては友達に見せ、書いては友達に見せ…というのを繰り返していたわけなんだけど、中学生のあやさと少年にも「『賭博覇王伝 零』は書店で普通に並んでいるわけなんだから、これを見られたら終わる」という事ぐらいは察しがついて、この後とんでもない愚行に出ます。
親友は家に漫画もゲームもなく、そういう系の娯楽とは無縁だったので、だましとおせると思い「実は福本信之っていう先生が、俺の作品のアイデアを欲しいって言ってきてるんだよね」と口から出まかせのでたらめを親友にカミングアウト。
1人のしがない中学生が書いたストーリーをプロの漫画家がそのまま使いたい、という状況が起きるわけないということは0.2秒ぐらい考えれば察しがつくと思うのですが、友達は察してか察していなくてか、そんなオオカミ少年あやさとに「そうか、すごいやん、間接的にプロになったってことやん」とこちらの心をえぐってくる最高の誉め言葉を一言。
そして後々、バレました。
高校になるあたりで僕らもスマホというものを持つ時代。
いくら情弱だった親友でもちょっとググれば「賭博覇王伝 零」の発行年数が出てきて、ありとあらゆるものがめくれるのは造作もない事。
LINEで「賭博覇王伝って前からあったもの?」と尋ねられた時辺りからもう記憶が飛んでいます。
人間都合が悪すぎることは脳が完全に記憶をシャットアウトするのだという事が判明。すまん、親友、俺が悪かった。
必死に弁解した記憶がありますがそうはいってもその日から小説を1ページも書いていないので、ペテン師作家あやさとが終了した瞬間だったわけです。
まとめ
まあこんなんパッと思いつくものを2つ書いただけで、細かな嘘連ねていくとあといくつでるかわからないレベルですが、とりあえず2個で、勘弁して、もう、だいぶ虫の息なんで…。
こんな奇人変人もいるんだってことだけ伝われば幸いです(吐血)
P.S
ちょうど1年たってお遊びで設置していたメンバーシップ解体のお知らせ。
なんかみんなマジでありがとう、わしが独立したタイミングとかで、またそういうお遊びをやろうかな…(懲りてない)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?