INPUTログ#2 『ガガーリン 世界を変えた108分』
宇宙業界の方々と関わることが増えていきそうで、改めて宇宙についてしっかり勉強したいと最近感じています。先日参加した九州宇宙ビジネスキャラ
バンで、堀江貴文さんの基調講演がありました。https://www.youtube.com/watch?v=ixO2QSHy34E
その中で、ソ連の宇宙開発についても言及が。
更に、『ガガーリン 世界を変えた108分』の話もされていたので、勉強がてら見てみようと思いました。
ざっくり
はじめて宇宙に行ったソ連のユーリー・ガガーリンの伝記映画。
Amazon Primeで何故か見れなかったので、近くのレンタルビデオ店でレンタルして視聴しました。
2013年に作られた、ロシアの映画です。ロシア映画を見るのも初めてだったので、ロシア語を聞きながら映画を見るのも新鮮でした。
ユーリー・ガガーリンの幼少期から宇宙飛行士になり、無事に帰還してくるまでを描いた映画です。時系列順に物語が進むのではなく、地球の周回中に過去の様々な出来事が想起されるような描写が多く使われていました。
宇宙飛行士になるまでの同僚との時間や、厳しい訓練、家族との時間など、初めて宇宙に行ったガガーリンがどのような境遇にあり、どのような経験をしてきたかがよくわかる映画でした。
自分なりに勉強になったポイント
ソ連の宇宙開発を引っ張ったセルゲイ・コロリュフも映画に登場。世界初の人工衛星の打ち上げを行った後、世界初の有人宇宙飛行としてガガーリンを送り出している。人類の歴史を大きく進めた人物。
ガガーリンは宇宙からの帰還後、英雄として崇められ、広告塔として世界中を訪問している。日本にも翌年に来ていたらしい。本人はあまりそれをよく思っておらず、ストレスが溜まっていったみたい。
しかし、その後宇宙開発に携わることは認められず、飛行機の事故で亡くなってしまっている。
感想
人を宇宙に送り込む前には、犬を送り込むなどの実験をしていたとはいえ、本当に人が無重力空間で生きることができるのか、わからない状態で宇宙に行ったことは本当にチャレンジングなことだったのだろうと思います。(もちろん理論的には生存可能であるとわかっていたのだとは思いますが)
ロシア映画の特徴なのかはわかりませんが、淡々とバラバラな時系列でガガーリンの過去が描かれていたのは、宇宙にいるガガーリンの心情を様々なポイント、角度から想像することができました。過去から順を追ってストーリーが進むのもいいですが、こういった描き方も面白いですね。
今では人類は600人以上の人を宇宙に送り込んでいるそうです。その第一歩となったガガーリンは、ずっとこの先も歴史に刻まれ続けるのでしょう。いい作品でした!