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これくらい大丈夫と思っているのは自分だけで、リアルはアウトだったりする

毎日出社していた頃は、ネイルの先が剥げていないかまで気にかかり、人との食事の後は椅子を片すのも忘れない。歩き方も座った時の姿勢も維持していたいから、毎日1時間、ストレッチしていた。
汚れやだらしなさに敏感で、疎いときは周りに指摘されていたから修正が効いていた。
それが4年もの長期に渡る在宅勤務と身に付いたステイホームで甘くなる。これくらいならまだ大丈夫と思っているのは、自分だけだったりする。
…………
昨日、お会いした44歳男性は、名門校をご卒業され、活躍されているらしい。経歴に非はないものの、兎に角、「汚かった」。
白いスニーカーが茶色になり、踵には踏んだあとがある。
店の入口のラグを爪先でひっくり返しても直さない。
何よりお写真よりもたいそうお太りになられている。

御本人はダイエット中で5キロ痩せたとお話しされるが、逆三角形の段々腹が厚手のセーターからしっかり把握できる。
………
こんな時は、元彼たちを思い出す。
デートだからと新しい靴やジーパンを装おうおい、整えた髪に、少しばかりの香水でタバコの匂いを消していた。
イケメンではないが、清潔だった。

ラグをひっくり返しても、必ず戻す。
……………
きっと、昨日の彼はアウトがセーフだとお考えだったのだろう。

内面に進行する前に、外観で一目散に逃げたくなった。
完全な偏見だが、わがままボディーは我儘なキャラの象徴に見えたし、
気配りや清潔感のなさは、これでは仕事で正当な評価をしてもらえないのではないかとも思った。
………………
帰宅後、自分を見直した。
料理を言い訳に手入れを怠った爪を磨き、
服は再度アイロンをかけて、
靴の汚れはチェックした。

仕事でも、人間関係でも、本人は大丈夫と思っていても、
既にアウトで他者からは圏外だったりする。
そして本人は、気付かない。

例えば先の彼の場合だが、10歳近く年上の男性に、子供に諭すような次元のことを告げる女性は中々いない。仮にいらっしゃったとしても自分はまだ大丈夫と思っているから、気付かないだろう。
………………
これくらい大丈夫は、自分が自分を見たときだけ。太っても喜んでくれるのは、おばあちゃんくらいだろう。

社会で活躍を目指す以上、共同生活を送れるレベルの状態か、
若くはない30代半ばともなれば、20代で許されることは、論外だったりする。
だからこそ、清潔と美のハードルは高くしておきたい。
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