広島と言う街に来て
悲しい出来事が起こった時に、その場所に生きる選択と離れて生きることがあると思うのです。
家族が居て何気ないけれどそれなりに幸せに暮らしていた。毎日飽きてしまうけどそれで満足していた。嫌な人が沢山いるけれど、どんな人も個性的で憎めない。毎日学校や仕事に追われて疲れてしまう。子供が生まれたばかりでとても眠いしお腹が空いて沢山食べて体型が崩れてしまった。朝早く起きるのが辛いよ。もっと都会に住みたいな。綺麗な人やかっこいい人に憧れる。発言力のある人やお金持ちになりたいな。いじめられて苦しい時もあるけど犬を飼い始めて家に帰るのが楽しみだ。お母さんの病気が進行して長くはないかもしれないから出来るだけ側にいたい。彼女欲しいけどお金目当ての女しか寄ってこない。近所に住んでいたガキがお年頃になって昼夜構わず騒いで煩いけど注意したら仕返しが怖いな。毎日酒が美味いから朝でも昼でも時間があけば飲んでしまうので仕事が続かない。
このような悩みって1人にこれ以上のありますよね?数えたらキリがなくて自分はもうダメだなど思いへこんでしまったり、また真逆に自分はイケてるぞなど思いあがったり。
人1人生きると言う重みの想像は容易い。
私ごとですが、私の中のプーチンはどうやらいないようです。誰の中にもいるプーチン。別に綺麗事が言いたい訳ではなく、いないんです。私は燃やされるようです。奇跡的に致命傷を負えなかったら毎日死ねるように願い続けます。私の街が無くなってしまったら私ごと連れて行ってほしいと思います。後ろ指を刺されてもその他の場所が分かりません。逃げないのでなく逃げる方法が分かりません。死なせてくれないのなら知恵を与えてください。どうしたら私はこの苦しみから逃れられるでしょうかと救いを求めます。
放射線の光はキラキラしていてキレイだそうです。その後に襲ってくる熱風は今まで見た中で1番鮮やかな赤をしていると証言があります。
爆風を逃れて生き残った兄弟や子供が日を追うごとに次々と寝伏せっていき私1人が生きてしまったりそんなことあるのかしら。すべてをいきなり奪い去った、なぜ?
資料館の中の兵器ブースには8月6日に実験を重ねに重ねて被害(私たちの命)がたくさんでるよう計算して落としてきたね。
広島に落ちたこと、どうやら成功のようでした。
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