![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103886197/rectangle_large_type_2_c4fd21b60070601bf7e3be28e2cf2e6d.png?width=1200)
映画『Winny』を見て
1人映画をしてきました。見たのはもう3週間以上も前になってしまったが、Winnyのことを残しておくぞ〜!
まだ都内では放映されているみたいなので、気になる方はぜひ劇場でご覧ください!
Winnyとは
これは、実際にあった話を元にした映画です。
Winnyとは、金子勇(かねこいさむ)さんという天才プログラマーが作った、ファイル共有ソフトのこと。
金子さんは、Winnyに絡む著作権法違反を疑われ逮捕されたが結果的には無実になった。この一連の流れを映画にしたものです!
なぜWinnyを見たのか
半年以上前に見た映画の広告でWinnyが流れてきて「絶対に見よう」って思ってたんだ。なぜか、強く惹きつけられる広告だった🐰
結果的に【本当に見てよかった】です。
超ハッピーな話な内容というわけではなかったし、最後は「嘘だろ……」っていう終わり方だし、ところどころ胸が痛い……という箇所が結構あった🤦🏻♀️
ですが、何がよかったかというと「内省につながった」し、こういうことをもう2度と起こしてはいけない!という「義憤もわいた」し、いろんなことを「考えさせられるきっかけ」になった、などなどがあります。
私は映画を見る前に、この事件関連のことや金子勇さんについて少し調べたんだ。内容をインプットしてから映画を見たけど、それでもまったく「期待ははずれだな」とはならなかったです✨
事前インプット内容
映画を見る前に見た映像などを残しておく。
その他のニュースなども結構見たと思います。
映画を見れない方は、中田あっちゃんの動画を見るだけでも内容を掴めると思います。私、あっちゃんの動画を見た時、あまりにも内容が悔しくて泣きました😂😂
印象に残っているシーン
見終えて3週間たった今でも鮮明に覚えているシーンがいくつかある👀
金子さんがプログラミングについて語るシーン
金子勇さんがプログラミングについて話す時、他のことを話す時とまったく目の輝きと話す速度が違ったのが印象的だったな〜。本当に単純にプログラミングを愛していたんだなと分かった。その純粋な気持ちにすごく心が打たれた💘
映画の中で金子さんは「プログラミングは自分の表現、コミュニケーションの方法」だとおっしゃっていた。
実は金子さんは裁判中の7年半もの間、プログラミングに触れることができなかったんだ。も〜んのすごい天才だったので、もしその期間にプログラミング研究を進めることができたならば、今頃日本でGAFAMに匹敵するような会社を作れていたんじゃないか?というコメントをいくつか見ました。非常に残念だね。すごく悲しかった。
しかもその残念さだけではなく、金子さんが一番愛していたプログラミングを奪わなければいけなかったから、周りの人も本人も本当に辛かっただろうなぁ。
秋田弁護士による反対尋問のシーン
これは、もうね、臨場感たっぷりで、スカッとするシーンだね🤩最高だった!!!中田あっちゃんのYouTubeの中でも説明されている部分です。
秋田弁護士のように頭良くなりたいな、と思いました。笑
この記事(秋田弁護士が所属する事務所の方が書いた記事)にも書かれています。
鑑賞後のインプット
あまりにも衝撃を受けた映画だったので、映画を見た後もいろんな映像を見て事件についてのインプットをしていました。
↑これは先ほど紹介した記事ですね。
金子勇さん役の東出さんと、実際に金子さんとともに戦った壇弁護士がPivotに出ていたので、これも見ました。
ちなみに東出さんは役作りのために17kgも増量したそう。とにかく食べて太るようにしたとのこと😲😲
「とにかく食べまくるので血糖値が上がって常に眠かった。痩せるよりも太る方が大変だった。」とおっしゃっていました。俳優さんってすごいわ。
感想と考察
最後に。
東出さんが金子さんにしか見えない
事前に金子さんの本来の姿もインプットして見に行きました。映画を見始めた頃は「東出さん」に見えた。でも見続けていると東出さんを見ているのか、金子さんを見ているのかよく分からなくなった。それくらい一体化していた。
生前の金子さんを見たことある人は、東出さんの演技を見て「金子さん本物だ」とおっしゃる人が本当に多かったみたい。俳優さんってすごいわ。
研究開発ができなかった期間が悔しい
金子さんは天才プログラマーだったのに、事件に巻き込まれたせいで7年半も研究ができなかったんだ。もう、なんかそれが本当に悔しかったよ。
特に好きでもないことを奪われても問題ないじゃんか。でも、いつも没頭し、いつもともにしていたもの(=プログラミング)を奪われてしまって、どれほど残念だったか。
結局、日本の発展を遅らせたんじゃないか?と言われるくらい大きなことになってしまったし。悔しい。
「一生懸命に生きていこう」と思った
📝映画「Winny」メモ③
— 松本優作/Yusaku Matsumoto (@kakifuraiyusaku) March 14, 2023
裁判シーンについて。
徹底したリアリティを追求しました。撮影前に本物の弁護士に模擬裁判をして頂き、そこに俳優が混じって演じて頂く。また当事者であり弁護士の壇俊光氏につきっきりで監修して頂きました。これまでの日本映画で一番リアルな裁判シーンになったと思います。 pic.twitter.com/iJF9gDDoTV
映画Winnyの監督の方がつぶやいていました。
映画内の裁判シーンは、金子勇さんの実際の裁判の状況を詳細に再現したものなので、超リアルなんだそう。
普通、作品の中に出てくる裁判シーンってフィクションのものが多いからリアルではないものが多いそう。けどこの事件は本当にあった話なので、そこでのやりとりを覚えている範囲で表現したんだって。
超リアルだった。裁判について全然知らない私でも「すごい!!リアルだ!!面白い!!初めて見る!!」ということが多かったです。
「ここまで準備して、尋問に臨むのか!」「弁護士と原告/被告人はone teamなんだな!」「こんなところで立ち上がるんだ!」「尋問ってこうやって進めて行くんだ!」など、いろんなことを学ぶことができました。
こうやって命をかけて仕事をし、自分の使命を全うしている方々をこの映画の内外で見ることで「自分も自分の使命を全うして生きて行こう。頑張ろう」って思いました。
金子さん、生きてて欲しかったよ
そしてこの事件だけでもあまりにも衝撃なのに、無罪を勝ち取ってから2年後になんと金子さんは亡くなってしまうんです。悲しすぎる。7年半、プログラミングの研究が進まなくても、無罪を勝ち取った後に研究を続けられていたら良かったのにそれも少しの期間で終わってしまった。死因は、急性心筋梗塞とのこと。悲しすぎる。
で、私は「どうして亡くなってしまったんだ・・・」と結構考えた。そりゃ色々と要因はあると思う。ものすごくストレスフルな期間を過ごされたと思うし😭でも映画を見る中で1点気になる事があった。
それは「食生活」。映画内で出てきた食生活が本当だったならば、栄養偏ってただろうなって思ったんだな。どんな視点!?と自分でツッコミを入れつつ、映画を見る中ですごく気になったし心配になった点でした。
映画内では『PCを触りながら、ペットボトルのオレンジジュースを飲み、ポッキーを食べる』シーンがあった。もちろんそれだけではなく、定食屋さんでしっかりと定食を食べるシーンとかもあったけど、、心配になった😹ここはまったく核心ではないポイントです😂
過去のことなので、全てたらればになってしまうんだけどね・・・。
最近で一番文章量のあるnoteが今回のWinnyについて。どれほど衝撃を受けたのかが分かりやすいね。笑
素晴らしい映画を作ってくださり、ありがとうございました。ものすごく考えさせられました。見れて良かった、本当に。