1型糖尿病と生きる

1型糖尿病になって約28年。

年齢を重ねると、

自然に病気と向き合う方も多くなってくると思うのですが、

幼いころからずっと病気と生きる人生。

たくさん辛いことや悲しいこと、

苦しいことがありました。

病気になんてなりたくなかった。

今でも健康な人がうらやましい。本音です。

でも、1型糖尿病でも大きな合併症もなく28年も過ごせた。

これは自分がある程度頑張ってきたとう事実。

もうこれ以上頑張れないって思うこともあるし

他の病気もあって大変ではあるのですが、

今は毎日穏やかに過ごせていて幸せです。

体に痛みがあったら辛いし、合併症にもなりたくない。

いつかはなってしまうのかもしれないけど、

その時期はなるべく遅くしたい。

入院していたら何も好きなことはできないし、

日々食事制限や注射の煩わしさはあるけれど、

好きな人と一緒にご飯を食べられることもとっても幸せ。

今、1型糖尿病になって人生絶望している人や、その家族が

いるかもしれない。特に今まで健康だったお子さんや、

その家族。仕事を始めたばかりの社会人の方は、

せっかく就職できたのに、まだ仕事も覚えていないのに…

なんで自分が？と、今まで当たり前にしてきた生活が

できなくなる不安や恐怖でいっぱいかもしれない。

人生のイベントに病気はいつでもくっついてきます。

学生生活、就職活動、仕事、結婚、出産、人間関係。

血糖コントロールはいつ何時も、本当に大変です。

注射がないと生きていけないし、食べ物（糖分）がないと

生きていけない。でも摂りすぎもダメ。

面倒な病気で、神経すり減ります。

若ければ若いほど、病気と向き合う時間が長くなるし、

仕事できるのか、結婚できるのか、出産できるのかって

現在と未来への不安ばかりですよね。

私もそうでした。

でも、今はインスリンはもちろん、

色々な薬もあるし、もしかしたら近い将来1型糖尿病が

治る日もくるかもしれない！

私も28年1型糖尿病をやってきたけれど、まだ28年。

これからまた様々な出来事が自分には起こるだろうと

思うけれど、1型糖尿病だからって絶望することはないよ。

もちろん前向きになれないときや、落ち込むこと、

逃げ出したいときもあるけれど、

しっかり病気と向き合えば

結果は悪くないはず。

1型糖尿病ではあるけど、やろうと思えば、

意外になんでもできますよ！

学校生活だって、旅行だって、外食だって、仕事だって、

結婚だって、出産だって、大丈夫。

という私、出産だけはできませんでしたが。

なので、できるだけコントロール良い期間を長くして

ストレスためないように生きましょう☆

（私はポジティブに見えて、意外とネガティブで、

それは人間がポジティブとネガティブの

考えを両方持っていて、

そういうものだと思っているのですが、

これからの発言もどっちなんだって突っ込みたいような

ことがでてくると思いますが、よろしくお願いします（笑））