( 'ω'o[ アイデアや知識、経験の価値 ]o
皆さん、こんばんは♪。
疲れ切って帰って軽くウトウトしたら目がさえてしまい、眠れなくなってしまったので、記事書いてみます。
本日は、人の感覚や今までの経歴でかなり価値観が変わるこちらのタイトルの内容を取り上げます。
( 'ω'o[ アイデアや知識、経験の価値 ]o
こんな経験をよくするので、今回取り上げます。
急に初めましての方からも、色んな方々からも、こんなことをよく聞かれます。
「こんな内容で撮影したいのですが、どのような衣装を作れば良いでしょうか」
「(私の過去作品を指して)このお写真どうやって、どんな設定で、どこで、どう撮影してるんですか」
「この小道具(や衣装)はどのように作ってるのですか」
……。結構こういう内容のご相談を受けます…。悪いとは言いませんが…。私の考えを少し。
技術、アイデア、経験は持ち主のアイデンティティー
ワイワイ撮影研究会で衣装発案や製作をしているので、衣装のご相談はお受けすることは物理的(?)には可能ですし、撮影方法は写り手側からの説明はできます。
ですが、私のアイデアなどは私の経験や知識などからの宝の産物。撮影方法の詳細はそのカメラマンさんの宝の産物。
その人にしか産めない物。どれもこれも、軽く渡せる代物ではない…。
被写体をしていて本当に身に沁みますが、経験から生まれる表現がある。知識があるから生まれるアイデアがある。これはカメラマンさん然りです。
その人の、経験や知識が複雑に絡んで生まれるアイデア達。その人だから形成できるロジック。まさに、その人を形成しているアイデンティティーですよね。
アイデンティティーは価値
人の存在は価値。その人の人生からしか生まれない物がある。
完全なる、希少価値の付く、プレミアの付くものですよね。
だからこそ、それをまとめた本が売れるし解説動画やブログ、SNSなどに人は惹かれる。
そして、知識や経験を共有するからこそ生まれる新しい作品や価値もある。だからこそ、独り占めせずに共有することもとても大切だと思ってます。何事も報連相ですね。そこからどんな広がりが生まれるのかも、楽しみの一つだと思います。
他の人の頭の中を吸収することは大切。
「三人寄れば文殊の知恵」こんなことわざがあるように、自分だけでは限界があります。
だから、色んな作品や本や解説などから沢山吸収して可能性を広げるのは大切。
私も、悩んだ時は、色んな被写体さんを研究したり、沢山のカメラマンさん達に撮影していただいた物を見比べて勉強します。
吸収して良いもの。してはいけない物がある。
この記事の頭に書いたような質問が悪い訳ではないと思ってて…。
聞いて良い範疇の内容かどうかが大事。
そのアイデンティティーの持ち主には必ず守りたい範囲はあります。私を例に挙げると、メイク法などは全然教えても大丈夫ですが、ポージングに関するいろはは簡単には教えたくありません。
ですが、以前こんな方がいらっしゃいました。
A「あやかさんポージングうまいじゃん。教えてよ。」
あ「んー…。まあこんな事に注意してるかな…。」(とってもザックリと)
A「え??わかんない。具体的には?」
あ「んー。社外秘💦」
A「いいじゃん、いいじゃん。教えてよ!!」
結局、しつこく聞かれ、答えざるを得なくなり…。
後日、その人のSNSを見てみると、色んな初心者の方に「ポージングの極意勉強したので教えられます」とお声をかけていらっしゃり、しばらく後から、私の過去写真と似ているポージングをしてる方が増えました。
こうなると、どうでしょうか。私は、私のアイデンティティーが薄くなったと思ったし、営業防衛だとも思いました。私と同じことが表面的にでもできる人がいれば、私じゃなくてもいいですからね。(私の話を聞いて勉強になると思ってくださるのは大変うれしいのですが…。)
その後、その方とは力業で疎遠にさせて頂きました。
本などコンテンツになっている物は吸収すべきですが、吸収してはいけない知識もあるのです。
見返りを求めてるのではなく、尊重しあいたい。
割と、上記の様な内容を発信すると「お高くつきやがって」とか「承認欲求の塊」とか、言われますが…。
個性がものをいう現代。
その人から滲み出るものを、尊重できないと言うことは、その人を否定しているのと同じ、ばかにしてるのと変わらないと思います。
だからこそ、その人が許す限りその人の知識は吸収しつつ、その人がとても価値を感じている知識にはちゃんと対価と引き換えたい。
お金やモノが全ての価値とは言いませんが、対価で尊重することは重要です。
私だって、できる事なら色んな方に協力したい気持ちはあるので、衣装作成なども相談に乗るのはいいのですがね…。ホントに価値を私に感じてくださっている方って、聞くより、作成チームなど仲間に加えて下さるんですよね。
(都合の良い様にだけは使われたくないのです(小声))
聞くなら本人から直接。
伝言ゲームがゲームになるように。他者伝いに伝わると湾曲して伝わります。
他者伝いに知識などが伝わると、その知識等の持ち主が守りたい範疇がわからず伝わるので、アイデンティティーを守れません。
伝える相手との関係などでも範囲は変わってきますからね。
そしてこれは価値の授受。しっかり本人から聞くのが筋。(ここで急に来る昭和感)
直接本人から聞くのも、その人への尊重になると思います。なので、私はカメラマンさんについて詳細を聞かれた際は「本人に聞いてみてくだい」と言うようにしております。
(でも、そのカメラマンさんには一度も質問などの連絡が来てない不思議)
形のない目に見えない宝だからこそ。でも…。
創作活動などは、特に経験や知識がものを言ってきます。だからこそ、形のないこの宝達をしっかり尊重して大切にしていきたいものです。
ただ、材料(知識や経験など)が揃っても、それをどう自分のものにして、どう調理するかが一番大事だと思っております。
それこそ、センスが問われる…。
簡単に聞いて、答えを得るより。
沢山考えて、研究して、演習して、実践して。
そうやって自分の頭を使ってる人の作品、私は大好きです。