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何者にも成れなかった私
「あなたはずっと文を書いていきなさい。」
縦にも横にもとにかくでかい、熊のような当時の現国の教師は、私の小説(もどき)を読んだあと、そう言った。
小さい頃から本が好きで、学校の図書館にせっせと通った。
親はおもちゃやゲームは許してくれなくても、本ならばなんぼでも買い与えてくれた。ノンタン、こんなこいるかな、ぐりとぐら、山田詠美、唯川恵、村上春樹、シドニィ・シェルダン、ダニエル・スティール・・
生死を一番に伝えたのは家族ではなく、ゲストハウスだった
2011年3月11日午後
当時宮城県の沿岸部で働いていた私はこの世のものとは思えない揺れを経験し、なにが起こっているのかわからないまま、着の身着のまま建物の外へと避難した。
上半身は仕事着である薄いシャツとエプロンしか身に着けておらず、小雪が舞い散る中ガクガク震えていたことを覚えている。
誘導に従いとりあえず避難したのは近くにある高校の体育館。
職場の近くではあったものの当時私は電車を乗り
ニクの日に。肉友に捧ぐ
今日2月9日(ニクの日)に、我が肉友を思い出さずにはいられない。
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私は肉が好きだ。豚牛鶏はもちろん、ホルモンや今話題のジビエも大好き。コース料理で「メインはお肉かお魚から選べますが?」と問われたら肉一択。いやむしろコースすべてお肉でも構いませんよというくらい、お肉。お肉大好き。魚や野菜が嫌いというわけではないけれど、お肉万歳!
2年ほど前まで、私は2週に一度のペースで焼肉屋を訪れてい
風邪っぴきの鍋焼きうどん
もう退職したが、私の母は養護教諭をしていた。俗にいう「保健室の先生」である。(「保健室のおばさん」という方がしっくりくるのだが、世の中の養護教諭の方々に敬意をこめて。)
この事実を話すと友人はなぜか、「いいなー。ケガしたときとか風邪ひいたときに優しく看病してくれるんでしょ?」と言うのである。(同じく養護教諭や看護師を親にもつ方がいたら、どうだったかぜひ知りたい。)
これはとんでもない誤解で
好きなものの違いがわからない女
タイトルのまんまである。
私はコーヒーが好きで、職場では必ず1、2杯飲む。(本当はもっと飲みたいのだが、カフェインの摂りすぎによる不眠を防ぎたい)
休みの日に行くカフェでの1杯も好き。
家でゆっくり飲む1杯も好き。
だが悲しいかな、味の違いはわからないのだ。
これはワインにもあてはまるのだが、好きなのに違いがわからない。ブラインドテストをしようものなら全問華麗に外す自信がある。なので当然