あなたも狙われる! "地面師たち"から学ぶ買いたい心理

こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。

今日は、2024年7月25日(木)から配信開始し面白すぎると話題のNetflix限定ドラマシリーズ「地面師たち」をやっと鑑賞。いや〜大人のドラマですね〜絶対地上波では流せない、映画にも詰め込めないボリュームで圧倒的悪い奴らで一見の価値ありです。

今日は"地面師たち"から学ぶ買いたい心理について。
詐欺に引っかからないコツも分かります。

地面師たち、ドラマの感想

映画、TVドラマ、CFやミュージックビデオなど様々なジャンルで活躍する映像ディレクター・大根仁。冤罪事件を元にしたドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」で社会派エンタテイメントとして第60回ギャラクシー賞 テレビ部門 大賞ほか高い評価を得た大根が、次に手掛けるのは自身が熱望してやまなかった、実在の地面師事件に着想を得た新庄耕の小説『地面師たち』。不動産売買をエサに巨額の金を騙し取る詐欺師集団＜地面師＞による前代未聞の事件を描く、クライムノベルの映像化に挑む。 W主演として、綾野剛（Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」、映画『カラオケ行こ！』他）が地面師詐欺の道に踏み込む男・辻本拓海を、巨額詐欺を率いる大物地面師・ハリソン山中を豊川悦司（映画『仕掛人・藤枝梅安㊀㊁』、『キングダム2 遥かなる大地へ』他）が演じる。映像化困難と言われた傑作クライム・サスペンスが、ここに誕生！

Netflix公式リリースより

詐欺グループの地面師も大手企業チームも、同等の知識や技術を持ち合わせていて善悪の振り幅でどちらも狂気な心理戦を戦わせる。その人間模様と社会の構図がヒリヒリして最高に面白いドラマでした。

しかし実際のビジネスでもこういう巨額は動いているわけで、庶民としてはそんな諸行無常(すべてのものは常に変化し続け、永遠に同じ状態ではない仏教由来の言葉)を傍観でき日常のストレス発散出来るところも人気の秘密じゃないかなと思います。

特に高級なウィスキーやシャンパンなど手の届かないようなお酒、性的描写、高級クラブやホスト遊び、残虐な暴力など、なかなか地方一般市民に馴染みのない世界が儚くも崩れていく様子が全7話通して清々しいほど描かれています。

個人的には、役者の怪演がめちゃくちゃ良かったのも特筆すべき。
小池栄子さんの「殺すぞ」、ピエール瀧さんの「もうええんとちゃいます？」その他、豊川悦司さんの怪人ぷり、北村一輝さんのチンピラ感、山本耕史さんの凄みも必見！　こういう凄んできて怖いオジサンはたくさんいらっしゃいますがそんな方と対峙する練習にも。(それは場数でしょうか…)
そして詐欺事件を追う警察に福岡出身コンビの池田エライザ、リリー・フランキーがまた良いエッセンスを与えます。

ドラマにはさらに私たち社会人がビジネスでも役立つ商売のコツが満載でした。テレビショッピング台本を執筆している私がなるほど〜と思った視点で3つを以下に記載します。

人が物を買いたい心理