やめ方がわからない人へ
こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。
今日は「一回始めたら止められない」というお話。
社会の仕組みを止めること、人付き合い、そして仕事先に辞意を伝えること。
私たちは、なぜ『止まる』ことにこれほどの恐れを感じるのでしょうか?
辞めるのが難しいなと感じる方へ会社員を辞めた私の経験から背中を押せたらと思います。
社会の仕組みは壊れるまで止まらない
先日、木下斉さんのVoicyでも、【社会保障の平成史】効果があった改革と駄目な改革を振り返る!!というテーマで社会保障について話されていました。
興味深かったのが、戦時の軍事費比率と現在の社会保障比率について。
第二次世界大戦末期、日本の国家予算の多くは戦争に集中していました。具体的には、1944年(昭和19年)の国家予算では、軍事費が全体の約90%以上を占めていたとされています。当時の日本は戦争遂行に全リソースを注ぎ込んでおり、他の分野への支出は極端に抑えられていました。周知の通り、この状況と戦争の歯車は止められませんでした。
一方、現代の日本の国家予算は社会保障が最大の割合を占めています。たとえば、2023年度の一般会計予算では、社会保障関係費が約36%を占めています。これは高齢化社会への対応として、年金や医療、介護などの分野に多額の資金が投入されているためです。少子化も高齢社会もみんなわかっている、でも社会保障費の上昇は止められない。
国体保持の錦の御旗のもと、国民を戦争に向かわせた戦中と、人の命や敬老を金科玉条のごとく現役世代の所得から税金に近い形で今後世代交代していなくなってしまう高齢者向けに配分され続けて止められない状況が非常に似ています。
いよいよ日本が一回ぶっ壊れるところまできている、それを感じた放送でした。
このように、社会の大きな仕組みが一度動き出すと止めるのが難しいように、私たち個人の働き方や人生の選択においても、一度走り出した流れを止めるのは簡単ではありません。会社を畳んだり、離婚をしたり…
私たちは、なぜ『止まる』ことにこれほどの恐れを感じるのでしょうか?
その理由には、社会全体の構造や習慣、そして私たち自身が持つ責任感や不安が影響しているのかもしれません。私自身も、長年会社員として働く中でその恐れを感じてきましたが、あるとき『止まる』決断をする必要に迫られました。
仕事の辞め方、あなたが壊れるまで働いてはいけない
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