ロードレースに恋して | アヤフィリップ

自転車とロードレースを愛するニワカオタク。 好きが高じて海外現地観戦に行ったり、ロード…

ロードレースに恋して | アヤフィリップ

自転車とロードレースを愛するニワカオタク。 好きが高じて海外現地観戦に行ったり、ロードレースにまつわる記事を書いたり、イベントをしたり、ポッドキャストを配信しています。

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友人の「ファン活動」をアシストした話

日本に住むロードレースファンの秋は忙しい。10月にジャパンカップ(競馬ではない)が、そして11月にツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが開催されるからだ。世界のトップ選手の走りを日本で見ることができる貴重な機会であり、自分にとってはレース観戦を機に知り合った愉快な仲間たちと過ごす楽しいイベントでもある。 レースの概要が発表されると仲間内で「今年はどうしましょうねえ」と行程や観戦プランの計画を練り始めるのが恒例だが、今年はいつもと様子が違っていた。何故なら、友人が一番力を

    • グラスゴー世界選手権観戦旅行記(2)ロンドン~グラスゴー滞在1日目

      これは8月3日(木)から10日(木)までの7日間、グラスゴー世界選手権観戦にかこつけて小径車と一緒にイギリスを旅行した記録である。 いよいよ人生初のスコットランド。スコットランドといえばウィスキーとネッシーというプアーなイメージとともに、いざ上陸! 1. 8月3日(木):ロンドン日本から14時間半のフライトを経て到着したイギリス・ヒースロー空港。入国し荷物受け取りレーンで自転車を待つも、全然流れてこない。よく考えたら箱も輪行袋も大きすぎてベルトコンベアに乗らなくね?と気づき

      • グラスゴー世界選手権観戦旅行記(1)準備~イギリス到着まで

        8月3日(木)から10日(木)までの7日間、グラスゴー世界選手権観戦にかこつけて小径車と一緒にイギリスを旅行した。数回に分けてその記録を綴ってみたい。 海外で自転車に乗りたい、ロードレースが観てみたい、という方には役に立つ情報が含まれている。といいなと思っている。 1. 中島とグラスゴーそれは5年前のこと。「おーい磯野ー!野球しようぜ!」ばりのカジュアルさで「アヤさん、世界選手権を現地観戦しましょう」と誘われて始まった私のロードレース現地観戦。 中島の名前は北口さんというが

        • 世界で一番雑なジロ・デ・イタリア2023プレビュー

          5月になった。ジロ・デ・イタリアの季節到来である。 いよいよグランツール初戦が始まるというのに、気圧の乱高下や気温差で不調な春を過ごしていたので(言い訳)全く予習ができていない。そして気付けば開幕が明後日5月6日(土)に迫っている。もう時間がない。 ということで、細かいことは置いておいて、ざっくりコースと注目選手をチェックしていく。自分と同じく「アッもうジロ始まるんじゃん!」と焦っている方へお届けしたいnoteである。 とりあえず見たものGCNのプレビュー動画 安心と

        友人の「ファン活動」をアシストした話

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        • 週1日記
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        • 選手に恋して
          3本

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          2023_10th_week(3/6-3/12)

          私の心身の健康を支えてくれているZWIFT。走っていたら、突然の恐竜の着ぐるみである。バーチャルだから楽しいけど、リアルだと空気抵抗がえらいことになりそうだ。 今週のロードレースパリ~ニースとティレーノ~アドリアティコというステージレース2本立ての週。総合系はグランツールに向けての脚試し、クラシックライダーは3月下旬からのビッグレースに向けた調整で全員しっかりと走るので、観ていて楽しい。 ティレーノを走るテイオ(・ゲイガンハート)の調子が良くて嬉しい。2020年にジロ・デ

          2023_9th_week(2/27-3/5)

          My new gear… 新しい眼鏡が手元にやってきました。MYKITAの眼鏡はこれで4本目です。 「顔はひとつしかないのに、そんなに眼鏡買ってどうするねん」と夫は言いますが、眼鏡の本数に人生の豊かさは比例すると思うんやで。 今週のロードレースストラーデ・ビアンケ ドンネ 今週は全てこのレースに持っていかれた。 誰も予想していなかった、チームメイト同士のスプリント対決。 チームメイト同士のスプリントは2002年リエージュ~バストーニュ~リエージュでベッティーニとガルゼッ

          2023_8th_week(2/20-2/26)

          もう2月も終盤。2023年の15%を消化した。なんですって。 やることを順番に積み上げていくだけで、24時間1440分が飛ぶように過ぎていく。だけどポジティブなこと、好きだと感じることに心を寄せて、ご機嫌な瞬間をこしらえたい。灰色の男たちに負けないように。 今週のロードレースUAEツアー 毎年横風分断のせいで初日に脱落する総合勢が発生する中東の名物レースことUAEツアー。先に開催された女子でもカヴァッリ(FDJ・スエズ)が犠牲になっていたが、男子で犠牲になったのはアダム・

          2023_7th_week(2/13-2/19)

          誕生日ウィークでした! 家族や仲の良い友人から届くメッセージはいくつになっても嬉しいものである。我々は早生まれ夫婦で、来月は夫の誕生日が控えている。何か美味しいものでも食べに行こうかな。 2/13(月) 年1回のお楽しみ、スーパーボウルの日。 仕事でリアルタイム視聴ができないので、帰ってからフルリプレイを鑑賞。うっかり昼休みにSNSで結果を知ってしまったのだが、それでも楽しめた。非常にソリッドでいい試合。MVPはマホームズだったけど、今年のベストQBはハーツじゃないかな。

          2023_6th_week(2/6-2/12)

          関西から東京に出稼ぎに来て早数年、単なる好みだろうが、食べ物は関西の方が美味しいと思っている。そんな私が関西に持って帰りたくなるのが東京のあんみつ。 みはしの大ファンですが、この度みつばちに初訪問し黒蜜の魅力にコロリとやられてしまいました。蕎麦湯の容器でかけ放題。ちょっとえぐみのある味がクセになります。 2/6(月) 何故かカメラロールに保存されていた謎の写真。シクロクロス世界選手権、熱かったですね。 マチューとワウトのライバル関係の歴史をまとめた記事を眺めつつ、マチュ

          2023_5th_week(1/30-2/5)

          2023年5週目。カバー写真は夫と盛り上がって衝動買いしたシャイニングTシャツ。シャイニングめっちゃ好きなんですよね…ジャック・ニコルソンが倉庫の中で色々開けて楽しく食べ合わせているところとか、シェリー・デュヴァルが得物を短めに持ってミート率を高めているところなどがツボです。 "All work and no play makes Jack a dull boy" はジャック・ニコルソンがタイプライターでポチポチ打っていたフレーズ。日本語で言うと「よく遊び、よく学べ」でしょ

          2023_4th_week(1/23-1/29)

          2023年4週目。今週は寒くて風が強かった。 1/23(月) ダウンアンダーが終わるとサンフアンが始まる。アルゼンチンのステージレースです。パンデミックでしばらくお休みしていましたが久しぶりに開催。前回はレムコチャンことエヴェネプールが総合優勝。今年はアルカンシェルを引っ提げての出場です。 配信は日本時間朝。身支度をしながら横目で観戦していたら謎の中央分離帯と歩行者がいて???となった。エヴェネプールがバチバチに牽いていたヤコブセンは分離帯で間違ったコースに行ってしまい

          2023_3nd_week(1/16-1/22)

          何を隠そう、朝オムレツを食べて、昼オムライスを食べる程の卵好き。 そんな卵ラバーが綴る2023年3週目。ダウンアンダー一色です。 1/16(月) 女子ダウンアンダーstage2。在宅勤務の日は昼休みに映像で観戦できるのがいい。この日は飛び出したスプラットをキャッチした後、ラストコーナーを先頭でクリアしたマンリーが勝利。ダウンアンダー、こういう長めのやや登ってるスプリントフィニッシュ多くないですか?踏み出すタイミングが難しそう。 この日はローズマンギャノンがブラウンを上手

          2023_2nd_week(1/9-1/15)

          2023年2週目、1月も折り返し。今年の4%程を消化したようです。早い! 1/9(月) 成人の日。仕事初めの後に三連休というのはいい。ディモールト・ベネです。 締め切り間近の原稿を仕上げるためにPCと過ごす。書いた直後は会心の出来だオラオラオラオラと思っても、1日置いて見直すとまだまだ修行が足らないと感じる。多分一生そうなんだろうな。 しかし文章は書くことでしか上達しない面もあり、精進あるのみ。 1/10(火) オーストラリア選手権個人タイムトライアル。女子は順当にグ

          2023_1st_week(1/1-1/8)

          毎日は無理なので、1週間日記をつけてみることにします。 なお、予告なく終了することがあります(予防線) カバー画像は年末に行ったエースホテル京都のエレベーターホールにある煌びやかな仏様アート。新年なのでご利益ありそうな画像にしました。 1/1(日) 元旦。初日の出を見に行ったり初詣に行ったりはせず、自宅で夫とのんびりおせちをつまみながら過ごす。子どもの頃はあまり好きではなかったおせち、大人になるとこんなに美味しく食べられるなんて。幸せだ。 夜は毎年恒例のシクロクロス、

          2023年書き初め

          所謂「今年の抱負」です。 欲望に正直に 時間は待ってくれない。世界の景色も変わる。今日できることが明日もできるとは限らない。やりたいことは躊躇せずやるのが一番。 頑張りすぎない 「こうあるべき」にこだわり過ぎない。予定を詰め込みすぎない。 生活はグランツールのように続く。毎日ステージ優勝を狙ってギリギリ走っていたら楽しくないし、完走もできない。 インプットの幅とアウトプットの量を増やす 自分の引き出しを豊かにするために、人の眼鏡を借りて世界を見る。つまり本を読み、

          あるロードレース観戦旅行における食生活の記録

          海外に行きます、と言うと、いいですねえ、と返される。 続いて、美味しいものをいっぱい食べてきて下さいね、と言われる。 なるほど、食は海外旅行の醍醐味である。 しかし自分の場合、どうもそれが当てはまらない気がする。 美味しいものを食べた記憶はある。だがそれが、人に語りたくなるような華やかさや物語性に欠ける気がするのだ。むしろ、日本にいる時よりも微妙な食生活を送っているように思える。 これはモニュメント(世界5大クラシック)最終戦、イル・ロンバルディアを観戦に行った際の記録で

          あるロードレース観戦旅行における食生活の記録