9月に日本でスペイン人を手助けしたら、11月にマドリードでまさかの再会!
今年9月、チェコ取材旅行を終えて帰国するドバイ経由のエミレーツ便で、隣に座ったスペイン人たちと仲良くなりました。彼らは初めての日本旅行にウキウキしていて、外国人が日本でのいろいろな体験を楽しみに来日してくれるのは嬉しいなと思い、簡単な日本語の挨拶などを教えてあげました。
羽田空港で連絡先を交換し、「じゃあ、よい日本旅行を」と言って別れたのですが、その後、彼ら(のグループの一人)が名古屋へ来る途中でパスポートをなくしてしまうというアクシデントが!
ちょうど私は空いている日だったこともあり、彼らと会って、名古屋のスペイン領事館へ連れて行ったり、JR名古屋駅でジャパンレイルパスの扱いについて相談したり、少し手助けをしました。
↓そのときの話はこちら
パスポートをなくしたスペイン人の話
そんなことがあった翌々月、スペインのマドリード商工会議所主催のプレストリップのオファーがあり、急きょマドリードに行くことが決まりました。
私は9月に会ったスペイン人たちがスペインのどこに住んでいるか聞いていなかったので、プレストリップが決まって彼らに連絡を取ったところ、偶然にも彼らはマドリード在住だったんです。
プレストリップ中は決められた行程があり、自由時間はないのですが、最終日の夕方に全旅程が終了した後はフリーだったので、良かったらお茶でもしないかと誘ってみたところ、とても喜んでくれて、会うことになりました。
マドリードの中心地、プエルタデルソルで再開を果たした私たち。
「最初はドバイから東京へ向かう飛行機の中で会い、その次は名古屋で会って、今度はこうしてマドリードで会うなんて、ミラクルだね!」
ほんと、このご縁を不思議に思わずにいられません。
彼らは「あなたは日本で僕たちを助けてくれたから、今度は僕たちがマドリードを案内するよ!」と言ってくれ、マドリードの広場やバル、タベルナに連れて行ってくれました。
マドリードっ子にも人気の老舗チュロス店「サン・ヒネス」にて。
英語表記なんていっさいない、ローカルな立ち飲みのバルにも行きました。メニューは読めないから注文はおまかせで。
スペインのシードルを飲みながら、スペインのお惣菜をつまんで、英語とスペイン語ごちゃまぜのおしゃべりを楽しみました。途中で、パスポートをなくした当人もかけつけてくれ、さらに楽しい時間に。
地元っ子たちに案内してもらえて、マドリード最後の夜を楽しめました♪ ほんと親切な人たちで嬉しかった!「情けは人の為ならず」と言いますが、人の優しさやご縁を感じるできごとでした。
旅先での出会うのはいい人ばかりとは限らないし、安易に心を許すのが危険な場合もあるのは承知しています。
最低限の警戒、そして注意深く相手を観察することは必要だと思いますが、それでもこういうミラクルなできごとに遭遇すると、やっぱり、旅の楽しみは予期せぬ人との出会いだよな……と思ってしまうのです。