3.11をふりかえる
矢内綾乃です。
あり得ないことは起きるのだという現実を体験した出来事でした。
東日本大震災の時は、痴呆症であり精神症の母親を引き取って一緒に暮らしていた時期だったので良く覚えています。
地震後、物品が無くなるという噂が流れ、近所のサティとうちを何往復もして食料とトイレットペーパーを買いだめた記憶もあります。痴呆症で精神症で糖尿病の母親が、買いだめていた食料を全て食べてしまい、健康管理ができずに病院に戻ってもらうきっかけにもなった出来事でした。
私が子供の頃は、母親は元気で若々しく、英語の塾の先生や、華道と茶道の師範代をやっていて、子供ながらに自慢の母親でした。
でも今は老いてしまいました。
私もいつかは老いるでしょう。
今目の前にある幸せは、永遠ではなく、終わりの日を迎えます。
それは全員に起こることです。
日々が平穏で、幸せが当たり前だと、いつの間にか感謝を忘れ、傲慢になっていきます。
旦那が手伝ってくれないと不平不満をいったり、子供たちがわがままで作ったご飯を食べないと愚痴をこぼしたり、、、
こんなに幸せにも関わらず、、、まだ足りない、まだ足りない、とこの貴重な幸せな時間を台無しにしてしまっていたかもしれないと感じざるを得ないです。
今日が私の人生最後の日だとしたら、、、?
本当はどうしたい?
本当は、もっと優しくしたい。
本当は、もっと愛したい。
本当は、もっと笑顔で与えたい。
本当は、もっと感謝を伝えたい。
本当は、、、本当は、、、
自分の、本当は?を大事に、いつか懐かしい想い出になってしまう、この幸せな時を大事に大事にしていこうと、再決意しようと思うのでした。
尊い命全てに祈りを。
今ここにある幸せに感謝を。
合掌
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