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【毎日習慣】今夜はカレー

「はやくフェイスブックを紀伊國屋書店に買いに行ったほうがいいよ」と、昔からかわれた上司に「ネットの調子が悪いって? コンビニに買いに行ったほうがいいよ」と言われたらしい。
「水切りネットなら売ってるんじゃないですか?」って返したら、「どうしたの。調子いいじゃない」ってさ。

 だから、「休みの日はプライベートを充実させることにしたんです。映画を観たり、ピアノの練習をしたり、ミシンをしたり」って、今年の抱負を披露してきたらしい。

 わたしはひとり暮らしじゃないので、母と時間を共有することが多い。
 映画をいっしょに観たのはわたしだし、ピアノの練習のトリガーとなった藤井風を教えたのもわたしだ。

 わたしが小説を書くために観たかった『ディオールと私』の映画が、チームとしての仕事術にあまりにいい教材だったから、上司におすすめしてきたって、わたしのつくったカレーを食べながら話す。
 そんなふうに、案外べったり寄り添って生きている。

 年末から書きたかったモデル業界とファッション業界を題材にした小説は書き終わった。
 2日から17日まで書いていて、文字数は約49,000字。原稿用紙換算したら100枚を余裕で超えるので規定枚数だ。まぁ、オリジナル小説じゃないので、すでにネットに載せてある。ランクインしていたらしい。読者様に感謝。

 〆切を2つすっ飛ばし、次の〆切は10日。原稿用紙換算30枚でいい短編小説だ。題材は決まった。
 たぶんプロットを組むのに2日、書くのは3~5日みれば終わるだろう。テーマはわかりやすく「男女の結婚観」について書く。
 言いたいこと100はあるテーマなので、ネタ出しもそんなに苦労しない気がしている。今日は図書館に行ったので、呑気に読みながら自分の創作もしようという算段だ。

 今日はこの後、夕飯をつくり、そうしてまた食事しながら談笑だ。
 頑張る方向を間違えないようにしただけだ。なりたい自分になるための最短ルート、ディオールのアトリエはコレクションのために最短ルートで仕事を進める。
「仕事をやれ」なんて一方的な業務命令じゃない。「あなたはこれをやるのね、それでわたしはこれをやる」互いに確認しながらいっしょに進む、その姿に感動した。
 だから、わたしは今日もご飯をつくる。別に、一方的な関係じゃないよ。

 


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