【毎日習慣】霜月まとめ
11月が終わりを迎える。
今月を振り返るなら、まずは阪神タイガースの38年ぶりの優勝があげられるだろう。わたしは兵庫県生まれの35歳だが、小学生のとき男子が好きなプロスポーツは「阪神タイガース」「オリックス」「ガンバ大阪」に三分されていた。
夕飯時には野球中継が流れ、当たり前に阪神の試合が流れている。阪神が勝ったらお菓子を買ってくれるという口約束に喜んで、大五郎のウーロン茶割りを飲んでいる父の横に座っていた。
ずっと優勝していなかったのか、というくらいにはニワカだが、それでも大騒ぎしている母の横で38年ぶりの優勝を共に祝った。
ここ数日は最高気温22度を記録するくらい暖かい。が、冬支度は進んでいるようだ。公園の木々はすっかりと紅葉し、風に煽られて降り注ぐイチョウの葉がモンキチョウのようにも見えた。その下で落ち葉を踏みしめる子どもたちの手にもイチョウの葉が握られている。すっかりと秋が深まり、いよいよ冬を迎える。冬眠する前の熊が人間を襲う害獣被害も相次いで、昨年度にゴールデンカムイを読み込んだわたしはなんとも言えない気持ちを味わっている。それこそ、坂本龍一氏が亡くなって「明治神宮外苑地区の再開発」は意志を継ぐ者たちに引き継がれた。老朽化する自然を維持するのにもお金はかかるし、新しい施設をつくることによって集客し利益を最大化したい気持ちも分かる。
しかし、人間のための地球ではないし、先代たちが残してきた自然を後世に伝えたいという気持ちもある。美しく紅葉した木々に、うるさいくらい群れている鳥の鳴き声が響く。
それが失われてしまうのなら、わたしは哀しく思う。
どうやらSNSでは「これだけお金がかかっているから、デート代は男が出してね」という大喜利が若者の間で流行っているようだ。
アラフォーに差し掛かる独身女性のわたしは、いかにお金を使わずに豊かに暮らすかが毎日のテーマである。母から手渡されている4万円の食費、そこから携帯代も日用品も捻出しようと思ったら、広告の品や安いスーパーの開拓がいちばんの検索ワードになる。日々の生活は質素倹約して、少しずつお金を蓄える。未来の自分に何を残すか、せっせと書写したり、料理やカメラを楽しんだり、毎日の蓄積が自分の糧になるといい。
そんな毎日を暮らしています。
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