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縁が切れても

以前より人に会いやすくなり、またアプリで出会うことが増えた。
アプリ内で出会ってやり取りして、一度お酒を飲みに行った。
35歳のヒゲマッチョな獅子座さんだった。

初対面ながら、話は盛り上がりその日も翌日もLINEが続いた。
それから数日やり取りが続いていたけれど、あるときから返信が途絶えた。

ここから察してくれ

タイムラインは一方的な”わたし通信”になっていて、既読はつくのにそのままな状態が続き、あ、これは終わりってことなんだなと気づく。

これは大人の定番技、その名も”サイレントスルー”
⚠️わたしが勝手に命名してます。

サイレントスルーを使う人は多い。
誰だって人に嫌われたくないし、悪者になりたくないから、返信しないことで意思表示する。もう、やりとりしたくないんだよと察してくれって意思表示。

でも諦めの悪いわたしは、仕事が忙しいのかもしれないし、またしばらく経って連絡してみたら会えるかもしれないし、と無駄にポジティブに根拠なき希望を胸に期待を続けてしまう。だからこそ、もう会いたくないとトドメを刺して頂きたい。いっそ◯しておくれよ。

アプリでの出会いではこんなこと日常茶飯事だ。
いちいち傷つくのも自分を消耗するけれど、慣れてしまうのも違う気がする。まぁ、そこまでのご縁だったのだと締めくくる。

スマホで簡単に繋がれるからこそ、
”返信をしないこと”で簡単に縁は切れるのだ。

でも、別に悪いことじゃない。
わたしだって同じようなことをやっている。

グループLINEでのノーリアクション

以前、頻繁に遊んでいる友達グループがあった。
久しぶりに集まろうとグループLINEが賑わったとき、わたしは何のリアクションもしなかった。別にもう会わなくてもいいかなと思っていたからだ。

だから”サイレントスルー”を頻発して、乗り切っている。
(もし名指しで個別に確認が来たらもちろん答えるつもりだけれど、グループLINEなのであまりそういう事象も起きない)

”乗り切っている”という表現を使うのは多少の罪悪感が付き纏うから
相手の好意を無下にするのは忍びない。慣れるまでは我を通すことって、それなりにストレスがかかるのだ。

まさに
相手の好意 vs 自分の意思 の状態

でもここで
相手の好意>自分の意思 にしてしまうと
無視された自分がすり減ってしまう。

自分を大切にできるのは自分だけなので

相手の好意<自分の意思 にして
なんとか乗り切っていく。
日々、そんな細かい選択の中でわたしたちは自分の軸を試されている。

自分の意思を尊重して欲しいと思うからこそ、
誰かの意思もまた尊重するのが理想的で平和な世界の在り方だ。

でも、まだまだわたしは仏の心には遠い。
心がざわつく出来事があった。

◯◯さんが退出しました

あるとき自分が作ったグループから、最近立て続けに人が退出した。そのとき、わたしは傷付いた

退出した人たちに非はない。元々自由参加で出入りも自由にしていたし、今の自分に必要ないと思えば、そこから退出する自由が誰にだってある。

でも、想像以上に傷付いている自分がいた。
自分でも意外だったので深掘りした。
すると、

退出=わたしのことが嫌い、必要ない

こんな方程式を握りしめていたことに気づいた。

そもそも、嫌いだったらグループにも参加しないだろうし、あまりに極端すぎる方程式を握りしめ、自分の首を絞めていたわけだ。ドMとはいえ、どんだけ自分を責めたいねん。

仮に、参加時にわたしを好きだったけど、だんだん嫌いになっていたとして、悲しいけれどそれも仕方がないことじゃないか。
相手の感情や行動や相手のものだ。

もし、相手がわたしを必要ないと思ったとしても、それもまた仕方のないこと。相手の判断は相手のものだ。

心は揺れながらも、頭ではそう腹落ちさせてる。
そして、あまりに心が揺れているときは大前提に立ち返る。

心の揺れから大前提に戻る

大前提として(とっても忘れがちだけど)
誰に嫌われても、必要ないと思われても

わたしはわたしでいるだけで素晴らしく価値がある。

全てはここ、俺サイコー!!以上。

サイレントスルーされたり、したり、グループを退出されたり、諸行無常だ。永遠なんてない。全ては流転する。

離れても戻ることもあるし、戻らないことが最善だったりする。

今はまだいちいち傷つくこともあるけれど、(それもわたしがやりたくてやっているだろうし)相手の意志を尊重できたとき、きっとまたわたしの器も大きくなるだろう。ますます俺サイコー!!になれるだろう。

相手の選択に執着せず、共に今在れるこの瞬間を尊びながら、何者にも侵されず唯我独尊でいたい。そんなわがままを許して頂きたい。

どんな縁が切れようとも、きっと今世やりたいのはそういうことだ。



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