最高に無駄で無意味な令和ジャンプ
平日に取るお休みは最高だ。
どこも大概空いているし、働いている人を横目にちょっとした優越感にも浸れる。いい大人が6人も休みを揃えて遊ぶ。先日はそんな最高な日だった。
月に一度は着物を着ようという試みで集まっている友達と、今月はどこに行こうかと話していた時のこと、東京駅大丸の都路里というカフェで紫陽花パフェを食べる企画が持ち上がり、東京駅で他にどんな楽しみがあるかと案出しをしていて、以前に東京駅前で着物でジャンプして撮影したことを思い出した。
その時、私は参加できなかったけれど、すごく楽しそうな写真が印象に残っていて、あれが平成ジャンプだとすれば、今度は令和ジャンプだねと話が進み、今回の遊びの目玉の一つになった。ちなみに昭和に生まれて平成を未婚で過ごした人を平成ジャンプというそうだけど、もれなく私は平成ジャンプである。でも今回は令和ジャンプがメインね。
最初の目玉が浜離宮恩賜公園散策で、さらにパフェも制覇し(見てよし食べてよし撮ってよしの一級品でした♪)、
残すは令和ジャンプを残すのみ。ちょうど夕方の5時頃で東京駅前は家路を急ぐ人たちがちらほら。そこを和装で突っ切る奇妙な6人組の私たち。
三脚がないから、みんなの荷物を山にして台の代わりにする。各々の位置や間隔を見る。ジャンプのタイミングを決める。飛んだ時の手や足の状態を決める。実際に飛んでみる。写真をチェックする。一連の流れへの真剣さたるや。やるからにはしっかりと納めたいという執念。真剣な大人の遊び。
でも、全く意味はない。何の生産性もない。無駄しかない。でも、楽しい。楽しいことこのうえない。だから一生懸命にみんなで合わせてやる。これが最高に贅沢だと思った。この時間が最高に愛おしいと思った。
出来上がった写真を眺めて6人してニヤニヤしている。いい大人がニヤニヤしてるのって最高じゃない?今度は何でニヤニヤしようかな。
いつかの平日休みのこと
平日に休みを取ると心身が軽くなる