「花束みたいな恋をしたを観た感想」と、2/12の日記
「花束みたいな恋をした」を観た。
知人友人が心を奪われたと口々に言うので気になって。
ネタバレあるかもなので、気にしない人だけ読んでくださいな。
なにせ二人が出会うのが明大前駅というのがよろしくない。
かつて明治大学生だったあたくし。
あの改札が映るだけで、胸が苦しい。
大学生からの5年間を描いた作品で、学生、フリーター、会社員と立場を変えていく二人。
好きという気持ちは永遠には続かないのか。
ラブストーリーの体裁を取りつつも、夢を追うことやその難しさ、得体の知れない「社会の当たり前」に染まってしまう危うさ、幸せになるために仕事をしているのに手段が目的化してしまう社会構造、諦めと現状維持の同居する苦しさなどなど、いろんなテーマが浮上しては流れていく。
あれはなんだったんだろうという、
余韻の沼にしばらく浸っていたくなる作品だった。
「カルテット」「最高の離婚」などこれまでは20代後半以降の主人公が多かった坂元裕二さん作品。
あえてこの作品で20代前半の若者を主軸として、書きたかったテーマはなんだったのだろう。
それはシンプルに恋愛と結婚は違うとか、そういうもので決してない。
1組のカップルを通して見える恋の始まりから終わり。
その時間軸で見せたかったのは、自分の好きなことを好きなままでいることの難しさなのかな。
ちなみにタイトルの”花束みたいな恋”についてのわたしなりの解釈は、「贈り物として、永遠ではなくそのひとときを、華やかにしてくれる恋」でした。
もう少し考察を深めたい作品です。
(あ、バロンの行方はじゃんけんで決めて欲しくはなかったかな😹)
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以下は日記。
みんなでタメ語で話したり、新月だったり、リゾット作ったり、オンライン場での観客の存在意義などについて。
※この文章はワンテーマエッセイと日記です。単品で100円で買えます。1ヶ月30本くらい書いてるので1本約10円です。いくつか気になった方は月300円の定期購読をオススメします。 37才・独身・猫二人と都内に暮らすフリーランスの生きる記録。思考、思想、想像力の根っこの部分。今日作って食べたもの、観た映画やドラマの感想、猫写真など、ザクっとnote版のストーリーとしてお楽しみください。それでは、いってみよ〜!
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