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ファッションやメイクに正解なんてない

小学生の終業式の前日、見栄っ張りのわたしは眉毛をいじった。
眉を描くという発想がなかったので、切って揃えるのとすくだけでなんとかしようと思ったら、ギザギザ眉毛になってしまった。

本当は恥ずかしくてたまらなかったけれど、見栄っ張りの小学生だったわたしは何も気にしてませんよと普通の顔をして終業式に臨んだ。そのあと春休みで本当に良かった。ちょうどフィルム付きカメラの映るんですが流行っていて、(セピアカラーとかモノクロとかね)みんなで写真を撮ることも多かったけれど、その日の写真は後々全部捨てちゃった

中学生になって、大きなアウトレットに連れてってもらう機会があった。有名なブランドがたくさん立ち並んでいた。サイズは若干大きかったけれど、aquagirlのサンダルのデザインが可愛くて、アウトレットだからお小遣いでも手が届いて、憧れのお姉さんブランドを手に入れられるという高揚感で買ってしまった。

でも、実際に履いてみるとサイズは合っていないのでひどい靴擦れを起こした。まるでヒーターで焼かれているような踵と小指あたりの熱い痛みを恨めしく思った。10回も履かずに手放した。

ヘアスタイルやファッションは失敗の数だけ似合うものに近づける。

いきなり正解に辿り着くなんて出来ないし、言ってしまえば正解なんてない。なぜなら、わたしはどんどん進化、深化していくから。去年のわたしと今年のわたしの似合うものは変わっていくし、わたしは毎年成長していたいので、それが心地よい在り方なのだ。

去年の服がピンとこないのは、あなたが変化したからだ。
別にそれは悲しいことじゃない。また似合うものを探せる伸び代ともいえる。

チャレンジして失敗しないことにはデータが取れない。
データが取れれば失敗する確率は下がっていく。
そういう地道なことをしてきた人がオシャレと言われてるんだと思うな。おしゃれだと思う人に失敗談聞いてみたら面白いかもね。

突飛なカラフルな合わせや、ぶっ飛んだパーマヘアとか、そういうのも本当に似合わないかは、やってみないとわからないよ?お仕事で縛りはあるかもしれないけど、大人なんだからさ、もっとメイクもファッションもヘアスタイルもやってみたいことやっちゃえば良くない?

なんたって、わたしが一番わたしに似合うファッションに身を包んだわたしに会いたいから。


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むらかみあやの|独自性を200%引き出す自己表現の専門家
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