父の誕生日に思うこと。
今日はネイルと何も関係ないこと書きます!
こんばんは。
浦安駅から30秒のネイルサロン!
Pink Cloverのオーナーネイリスト兼スクール講師の東條 彩乃です。
今日は祖父の話に引き続き、脈略もなく父のことを書きます。
父が67歳の誕生日を迎えた。
まだみんな揃って外食でお祝い、には少し早い気がして大好物の鰻を送った。
父からのお礼LINEには
「再就職活動に苦戦してます」と。
私の父には持病と既往症がある。
15年ほど前心筋梗塞で手術をし、
5年ほど前脳梗塞で手術した。
元々かなりのヘビースモーカー、
血圧高め、不整脈、糖尿まで持っている。
過去2回の病気は幸いにも早期発見で
大事に至らず、後遺症も他人から見て分かるようなものは残らなかったが、
左半分の視野を失った。
目が機能しなくなったわけではなく、目と脳を繋ぐ信号が送れないらしい。
父は気をつけないと左側にあるおかずに気づかずに残すし、
歩いていて左側から追い越されると見えずにぶつかったりしてしまう。
それでも働くことが大好きな父。
そういう世代、というのもあるかも知れないが家族から見ても病的なほどのワーカホリック。
(私の仕事中毒もここがルーツなんだろう、といつも思う)
父と私はとても似ていて、だからしょっちゅうぶつかる。
元々は外資系IT企業や大学病院で医療系SEをしていたが、定年後さまぞまな職を転々とし、
事務職や学童の臨時職員、そしてマンションの管理人など私たちの想像のななめ上を行く色々な仕事をしていた。
キャリアを生かすことよりも新しいことに挑戦するのが楽しいのだという。
働き続けることも、新しい経験を重ねることも、楽しそうに仕事に励む父はいくつになってもカッコイイ。
私たち家族も応援していた。
だがそれも今回の新型コロナの影響で一変した。
マンションの管理人・清掃の仕事のために
片道1時間電車通勤していた父。
年齢的にも先述の持病的にも、
感染したらリスクが高すぎることは言わずもがな。
通勤の電車内で感染するリスク、
ゴミ置き場清掃で住人のゴミから感染するリスク。
一時休職することを勧めたが会社側も休ませてくれず、父も休みたくない、辞めたくないと。
父が仕事が好きなことも知っている。
定年後も社会に必要とされることが父にとっても必要だということも理解している。
それでも家族は反対した。
リスクが高すぎる。
結果的に大事に至らなかったとは言っても、
過去にそれなりに大きな手術を2回もして、
その度に不安な気持ちで父を待った。
このまま父を失ったらどうしようと
手も膝も震えた。
もうあんな思いはしたくないし、
万が一そんなことになってしまった時に、
「もっと全力で止めればよかった!」
「無理やりにでも仕事を辞めさせればよかった」
と後悔したくない。
したくないけど後悔するに決まってるし、
その様子が怖いほどあっさり想像できた。
コロナで死んだら死に際も会えないんだよ?
火葬して骨になったって拾わせてもらえないんだよ?
万が一現実になってしまうことが怖くて口に出せなかったが、毎日不安で涙した。
あまりにも頑固に家族の反対を押し切って
「それでも仕事に行く」という父の
両足を本気で骨折させてやろうかと思ったこともあった。
(それきっかけで寝たきりになってしまうリスクも怖いと思いとどまったけれど…)
何度もぶつかり、
私も母も、二人の弟たちも、
みんなで懇願してやっと父は仕事を辞めた。
そこまで働きたいという父に休みを取らせず
退職を受け入れる管理会社もどうなんだろう
…と思ったが、
父を気の毒に思う気持ちと安堵の気持ちは
同じ重さだった。
2020年6月。
緊急事態宣言が解除になり、社会は少しずつ日常を取り戻し始めた。
67歳になった父。
健康に67歳を迎えてくれたことが本当に嬉しいけれど、
家にこもって悠々自適に、にはまだ若い。
父から大好きな“働くこと”を奪ってしまったような後ろめたさもある。
まだゼロになったわけではない感染症のリスクを最小限に抑えながら働きたいという願う父の思い。
子ども達におせっかいされるのが大の苦手な父だけど、私たちにできることで応援し支えていきたいと思っている。
-----------------------------------------------
▶︎浦安駅から30秒!丁寧なケアとアートが自慢のネイルサロン
Pink Cloverネイルサロン&スクール
▶︎検定対策もプチ開業も、ネイリストのスキルアップも♪
学びたいことだけ選んで学べるネイルレッスン
▶︎ネイルの知識とスキルを生かして社会に貢献する新しい働きかた♡
「福祉ネイリスト」になるために
▶︎LINEでお気軽にご相談いただけます♡
---------------------------------------------
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?