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初めての体験✧♡

 22歳で仕事を始め、たまに病気でやすむことがあったけど、38年間働き続けた。それで、最高に休んだのが、ガンで取れる病気休暇、半年。

 その時は、乳がんだった。

 その部分を部分切除した結果、医者に、
「大人しめのガンで良かったですね」と言われたけど、
 よく考えると、
 乳房、全摘出しますか?とかあんた言ってたよね?
 と怒ってもいい場面だったかもしれない。
 なんだよ。大人しめのガンって。

 40過ぎての単身赴任で、それを悲しみすぎてガンを体につくったなと確信した。その時に自分のガンの腫瘍に「ようこ」という名前を付け、自分のカラダに「ようこ」を誕生させたことを「ようこ」に謝った。

 私はこの「ようこ」が「よしこ」に変わるまでよしよししようと決めた。
 「ようこ」はすぐ手術で切除されてしまったが、もう、何かを悲しみすぎて、自分のカラダに「ようこ」は作るまいと心に誓った。

 その時、私は単身赴任中で、八戸の病院に通うのもやっとなのに、半年もいないのだから、アパートの解約とか引っ越しやらなにやら絡んできて、やたら大変だったが、愛する家族の元に帰ってきて、半年、ダンナとゴールデンレトリーバーのレオとともに過ごしたのであった。

朝、ノートに日記を書いていると、散歩しようよ!と見上げてくるレオ

 春夏の美しい自然の景色を楽しみながら、毎日を犬と共に過ごした。

 手術したりする以外は、全く、楽しい、夢のような半年間だったとここに記しておこう。

 単身赴任で、家族と暮らしたいってずっと悲しんでいたら、カラダが勝手にガンを作って、愛する家族と半年暮らせるなんて、カラダって、なんて優秀なんだろうと感心した出来事だった。

 自分の足りない脳みそよりも、カラダの方が、全く賢いのだ。

 しかもその期間、給料が出てたのが凄い。教師の仕事って、保障されているいい仕事だなとつくづく思った。

 しかし、その休みは半年だけで、9月になったら、次のアパート探しとか、忍び寄る単身赴任に、また悲しい気持ちになっていた。

 だから、いまの、この自由人としての休みは、10月になったら、経験したことのない長い休みになるのである。

 なにか・・・感慨深い。

 そして、休んだことのない10月から3月までの秋や冬が楽しみになってきた。

 それは、初めての体験✧♡だから。

 教師の仕事に飽きた!と思った時から、今、全く経験したことの無いことを経験している。

 これが楽しくないわけがない。

 これからの、
 創作活動。
 人を喜ばせる。(←これ、何だろう?)
 神社巡り。
 短歌の探究活動。
 龍と仲良くなる。
 守護霊と会う。

 または



 何もしない。



 どうでもいいのだw!
 うひょひょひょひょひょ💛