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子供を産めない身体って。

17歳で「子供を授かれない」身体だと言われ、ショックではあったけど、まだ10代の私にとっては、現実味を帯びてないというか、

ああ…そうなんだ…

って感じでした。

だって、まだ17歳だし結婚、出産なんてまだまだ先の話で、いつか大人になった時の話だったから、急にそんな事を言われて、言葉では上手く言い表せない不安みたいな気持ちはずっとありました。

でも、今だから思えることですが、10代でそんな事を急に言われて、しっかり理解できなくて当然だし、よく分からない不安があるのも当然だと思ってます。ただ、親にこの不安な気持ちをきちんと語言化して伝えるのも、私は上手くできず、ただ、ただ1人で泣いてました。それに、

孫の顔をみせてあげられない

っていう、後ろめたさみたいなものがあって、この話は私から切り出すこともなければ、母から何かを言われる事も無かったです。

今、これを読んでくださってる、お子さんがいる親御さんに伝えたいのですが、お子さんに何かあっても「どんな身体でもあなたはあたな」だときちんと言葉で伝えてあげて欲しい。親御さんも、自分の子供に何か疾患があればショックだろうし、ご自身を責めてしまうかと思います…でも、子供って親に心配させたくなくて無理して笑ってしまうんです。何でもないようなフリをしてしまうんですよ。それは、親が悲しむ、辛そうな所を見たくないし、前途したように自分の漠然とした不安を語言化するのが本当に難しくて、伝えられないんです…。

だから、きちんと親御さんの気持ちを伝えてあげて欲しいです。その気持ちって絶対お子さんに伝わるし、親御さんの気持ちが分かれば、お子さんも素直に不安な気持ちをぶつけやすくなるんじゃないかなって思うんです。

我が家は、そういうコミュニケーションが上手く取れないまま、母は他界してしまい、今思えばもっとこうして欲しかった、自分もこうするべきだった。という後悔が残っています。

30代になってから本当に思うのですが、自分の気持ちを言葉にして伝えるのって本当に大事な事だと思ったし、言葉にも鮮度っていうものがあると思っていて、その時に言わなきゃ、伝えなきゃいけない事ってあると思うんです。

特に我が家は、母は自分の人生で忙しい人だったから、あまり私にかまけてられない人でした。きっと母なりに心配はしてくれていたのかもしれないけれど、

・将来、子供を持ちたいと思った時にどうするべきなのか

・自分の身体で、何ができて、何が出来なくて、そのためにはどうするべきなのか

と、言う事を恥ずかしがらずにきちんと話すべきだったし、母からも言って欲しかった。親子だからこそ、こういうセンシティブな話題って避けてしまいがちですが、最初にきちんと話合うべき事だと思います。

そうじゃないと、時間が経てば経つほど、話すタイミングを失ってしまうんじゃないかなって感じます。

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