あやのめ いろは
初めまして。私は現在30代で、生まれつき「子宮」と「膣」を持たない「ロキタンスキー症候群」という疾患を持つ女性です。 今回、ブログを立ち上げようと思った経緯なのですが、私には初潮がなく、17歳の時に初めて婦人科に行った所「膣は浅く、子宮が見当たらない」と医師に診断されました。 当時、自分の身体についてインターネットで情報を探してもなかなか出てこないし、同じ疾患を持つ方もなかなか見当たらない。 母は私の身体の事は知ってましたが、医師に診断されてからはお互いに
私の母は、とても真面目で堅い人だった。 17歳の時に子宮がなく、膣が浅いと言われてから、私はずっとインターネットで自分の身体について色々と調べていた。だけど出てくる情報は、染色体の異常により生まれつきの膣の欠損と、子宮がないなど同じような情報しか得られず辟易していた。 だけど膣は、造膣手術をすれば性行為はできるようになると書いてあった。 だけどその当時、ロキタンスキー症候群に関して知識のあるお医者さんにたどり着くのは本当に難しく、造膣手術に関しての情報と言えば、性転換を
17歳で「子供を授かれない」身体だと言われ、ショックではあったけど、まだ10代の私にとっては、現実味を帯びてないというか、 ああ…そうなんだ… って感じでした。 だって、まだ17歳だし結婚、出産なんてまだまだ先の話で、いつか大人になった時の話だったから、急にそんな事を言われて、言葉では上手く言い表せない不安みたいな気持ちはずっとありました。 でも、今だから思えることですが、10代でそんな事を急に言われて、しっかり理解できなくて当然だし、よく分からない不安があるのも当然
ロキタンスキー症候群になる確率は、現在4500人に1人と言われています。私が17歳の時、約20年前になりますが、その時は5000人に1人と言われてました。なので、現在もあまり変わらない確率で出生されているんですよね。 厚労省の人口統計から概算すると、年間約 110 人の ロキタンスキー症候群の患者が新たに出生しているらしく、そもそも、4500人に1人って、割合として少なくない数字だし、2020年、現時点での日本の女性の人口が、64,815,079人で、単純に計算すると、日本
「ロキタンスキー症候群」とは、簡単に言ってしまうと、胎児の時に膣と子宮が形成されず、そのまま生れてきてしまうって事なんです。未だ、原因は分かっていません。正確にお伝えしたいので、私が書くより下記にリンクを貼っておきますのでそちらを見て頂けると嬉しいです。 上記に書いてあるように、卵巣はあるので女性ホルモンの分泌や排卵はあります。卵巣、卵管は正常な事が多いため、第二次性徴に問題はないので見た目には分からない病気です。 排卵があるなら生理は来るんじゃないの?と、男性は思う方も