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pmconf 2024の落選セッションお披露目会 スタッフ参加してきました!
はじめまして。マネーフォワードでプロダクトマネージャーをしている飯田です。
先日行われた「pmconf 2024の落選セッションお披露目会」に、ありがたいことに会場スタッフとして参加させていただきました。
そこで、イベントの様子や聴講したセッションの感想などを、当日の熱量そのままにお届けします!
pmconf 2024の落選セッションお披露目会とは
主催の横道さん・蜂須賀さんのイベント説明より引用。
一般社団法人プロダクトマネージャーカンファレンス実行委員会さまが主催されている「プロダクトマネージャーカンファレンス(pmconf)」では毎年セッション公募が行われており、毎年多くの応募があると伝え聞きます。まずは、選考に多大な時間を使い、枠数の制約がある中での難しいであろう決断をし、毎年大きな学びの場を提供くださっている pmconfの運営の方々に最大限の感謝と敬意を表したいと思います。
その難しいプロセスと総合判断の結果として、pmconf 2024でも落選された方々が多くいらっしゃることをSNSで観測しました。その中から知人10名の方にお声がけし、そのセッションを披露するイベントを開催することとしました。
私からすると、「本当に落選なのですか...こんな豪華なセッションをタダで聴いて良いんですか...落選なのにお披露目ってよく分かんないけど、ほんとすごい...」と思ってしまう豪華なセッションでした。
豪華2トラック制!叶うなら両方聞きたい
今回はマネーフォワードのオフィスの20F・21Fを使った、豪華2トラック制のイベントでした。
参加者は各回どちらのトラックのセッションに参加するかを選んで、会場を移動できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1737452915-GXncdm3hE2jq45xF8kJOWoy1.jpg?width=1200)
合計10セッション。そのうち聴けるのは5セッションのみです。
悩みに悩んで、今の自分の困りごとにリンクする、または近い内容であるという観点で毎回選びました。
セッションを選ぶというアクションだけでも、「自分は何を求めているのか?」という潜在ニーズが自然と言語化されて学びが深まるという、副次的なメリットもありました。
聴講者参加型のワイガヤ感が楽しい!
実はこのイベントには、「#落選お披露目」というチャーミングなハッシュタグがあります。
このハッシュタグをTwitter(現:X)にて検索すると、当日聴講していた方のライブ感溢れるコメントをわんさか確認できます。
ユニファの山口さんの話が生々しすぎてほんとに大丈夫か心配になるレベルw
— Tatsuki Yokomine @ アソビュー CPO (@tyokomine) January 19, 2025
開始前に大丈夫です!って何度もおっしゃってた意味がよくわかったw#落選お披露目
トラックAからBに移動。
— フジイユウジ (@fujii_yuji) January 19, 2025
物理開催のイベントじゃないとしない体験を久々にしてる
#落選お披露目
PdM裏話会
— てぃば┃CHIBA Reimi (@rechiba3) January 19, 2025
「ここだけの話なんですけどぉ」から始まる秘密結社だ#トラックB #落選お披露目
リアルタイムで他の方のつぶやきを見ることで、自分にはない視点を得られたり、同じこと思った!と共感するなど、より一層学びが深まると感じています。
そして何よりこのワイガヤ感がたまらなく楽しいです。
駄菓子片手に参加者同士の交流もあり〼
セッション後には、かるちべ堂さんご提供の駄菓子、株式会社GENDAさんご提供のドリンクを片手に懇親会を楽しみました。
あちこちでプロダクトマネージャー同士の会話に花が咲いており、私自身も、ユーザーインタビューさせていただいたり、以前お世話になったコーチに壁打ちさせていただくなど、密度の濃い1時間を過ごしました。
聴講メモ
ここからは聴講したセッションのスライドと自分なりの感想メモとなります。
駄菓子屋PM的「PMネクストキャリア」3つの誤解 〜駄菓子屋をしながらPMのネクストキャリアについて考えてみた〜
登壇者
永嶋 広樹さん(株式会社cultivate)
資料
感想
キャリアというと、今の自分のスキルセットから、何ができそうか(How)を考えてしまいがちだが、プロダクトはWhyから考えるのに、なぜキャリアはWhyから考えないの?という問いに「確かに...!」と唸った。自分の感情からは逃れられないのだから、素直になろう。
途中で「あなたは宇宙。あなたはプロダクト」という哲学的な話に。 自分をプロダクトと捉えてマネジメントの対象とすることで、プロダクトマネジメントの手法が適用できるという視点は新鮮だった。
再現性が鍵!能力の真価を発揮する、サービス企画の実践論 〜未経験分野のプロダクトマネジメントをサバイブする〜
登壇者
千葉 礼美さん(株式会社LIFULL)
資料
感想
セッションの中で、自分が今何合目のお話を聞いているのか、現在地を理解しながら聞けて、かつ、具体と抽象のバランスがよく、聞いていて話がスッと入ってきた。具体的な事例紹介があり、前提の情報量が揃えられているのも、自分には聞きやすいと感じるポイントなのかもしれない。
「能力の真価を示したと言い切れる結末」は個人的に刺さったのでメモ。
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①わたしの仕事が終わる
②ナレッジを残す(仕事をやる気にさせる、着手しやすい状態のドキュメントで)
③わたしがいなくてもプロダクトの価値が持続される
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いま現場PMのあなたが、経営と向き合うPMになるために必要なこと、腹をくくること
登壇者
山口 隆広さん(ユニファ株式会社)
資料
感想
CPOの自分が「経営と向き合う」話をしても、「立場が違うからな...」と受け取られてしまう可能性があるのを見越し、10年ちょっと前の失敗談から話すことで、聴講者が無理なく受け取れるというスライド構成に唸ってしまった。(ご登壇内容にも通ずることをひしひしと感じた。)
プロダクト視点のみで経営に物申しても門前払いされるだけ
↓
経営と向きあう大義名分を作ろう
↓
そのために、全社の中で今重要視されている課題を把握して、PM視点で貢献しようとする
↓
プロダクトの枠を超えて事業全体を伸ばせる方法や可能性に気づき始める
↓
その確からしさを話す相手として、事業責任者が最適であり、次第に経営になる。
という、経営層を説得するために始めた物語なのに、最終的には事業を良くしたいと思い、その手段として「経営者と話す」に行き着くのはすごいなと思った(手段が目的になってしまうというのは良くないあるあるだが、今回の場合は視座が上がることで目的が手段になったという逆パターンである)
経営者だけでなく、自分と違う立場の人とコミュニケーションを取るときは必ず意識した方が良い内容だった。
0→1事業こそPMは営業すべし
登壇者
野口 大貴さん(アンドエル株式会社)
資料
感想
プロダクトの検証に数ヶ月かけるのであれば、アイデアは商談で即検証し、売れるかどうかで検証するというのは、自分のプロダクトにも取り入れられそうだと思った。ユーザーインタビューよりも、リアルな商談が一番顧客解像度が上がるというのは間違いないと思う。
(スタッフ業務の関係で、途中までしか聞けなかった...!続きはスライドでキャッチアップ)
ぶっちゃけどうなの、コンパウンド 〜連続複数事業立ち上げから見る、PdMが成長する環境の考察〜
登壇者
飯沼 広基さん(株式会社LayerX)
資料
感想
コンパウンドPdMっぽいことは今の環境ならできそう。今の領域に閉じず、その前後左右の連続性を描き、領域を少し染み出して考える動きをするなど。
大事なこと↓なのでメモ
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プロダクトマネージャーは忙しいです。暇だったとしたらその事業は停滞している可能性が高いためです。このため、意外と知見を獲得するという行動量を発揮しない人は世の中多いです。つまり、世の中突き抜けた行動量を持つ人がいないです。
だから、環境を作ることが重要だと思います。裏話会の強制開催でも、成長できる環境に身を置くことでも、なんでもいいと思います。
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【勉強用】スライドリンクメモ
自分の勉強用に、聴講できなかったご登壇者のスライドも貼らせていただきます。
新たなプロダクトで成果を掴む!PMのサバイブ術 🥷(千葉さん / 株式会社GENDA)
プロダクトを次々にPMFさせるためのPlayBook(久保さん / 株式会社estie)
プロダクトマネージャーのキャリアQUEST(飯沼さん / ウト株式会社)
(荒井さん・二宮さんは資料未公開)
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
プロダクトマネージャーが多く集まるイベントには、なるべく参加するようにしているのですが、イベントコンテンツに対する自分の理解度・捉え方が回を追うごとに少しずつ変化しており、普段は気付きづらい自分の変化に気付く良いきっかけとなっています。
これからも積極的にイベントに参加して、自分の考えをアップデートするヒントを得て、プロダクトに向き合っていきたいと思います。
改めて企画してくださった横道さん・蜂須賀さん、ありがとうございました!
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