スタートアップに本当に必要なのは、人手じゃなくて何とかするマン。
今回はキャスターに転職する前のことについて書こうと思います。私の今の仕事の根底はここでつくられたんです。
世界最大級のスタートアップイベント『SLUSH ASIA』
2015年に、フィンランド発生の世界最大級のスタートアップイベントSLUSH ASIA(※)のイベント企画運営に携わらせてもらいました。
(※)SLUSHは、2008年にフィンランドで「若手起業家による若手起業家のためのイベント」として始まったスタートアップイベントです。最初は200人程度の小さな集まりでしたが、ロックコンサートのようなステージ作りと演出が注目を集め、スター経営者が参加するようになってから急速に拡大。7回目の2014年は、世界中から起業家、学生、投資家が14000人以上集まる大規模なイベントとなりました。
このとき、スピーカーとして出演したMistletoe代表取締役兼CEOの孫 泰蔵さんがTeam SLUSHを結成。日本初となるSLUSH ASIAが動き出しました。【引用元はこちら】
そして集まった、Team SLUSH ≠ すごい人たち
このとき私の主な業務は転職支援(エージェント業務)でしたが、一定期間SLUSH ASIAにフルコミットでお手伝いをすることになりました。
トップが孫 泰蔵さんということもあり、とんでもなく豪華なメンバーとイベントを作り上げていきます。日本初のイベントだったので、ノウハウもマニュアルもない。協賛企業集めから当日の運営・設営など、みんなが手探りで早朝から深夜まで必死で取り組んでいました。
人手がいくらあっても足らない、、、そんな状況下で連日、外コン、大手、ベンチャー、さまざまなところから人がプロジェクトにjoinしてきます。
そんな中でみえた、動ける人と動けない人
人手が足らない、厳密にいえばPM(とまでいかなくても、指示を出す人)が不足していました。
そんな中、指示がなくても状況をみて判断し、すぐに動ける人と、立ち止まってしまう人が顕著に表れました。これは、大手とかベンチャーとか、年齢とか性別とか関係なく、瞬時にその場に溶け込み、推進する力が発揮できるかで分かれました。
それまで、5人いても全く進まなかったものが、優秀な人材が1人joinしただけで一気に進む、そんな場面に直面しました。
悔しい悔しい悔しい
そんな場面に直面したとき、驚きと喜びがありましたが、一番大きかった感情はこれです。圧倒的に悔しい。自分の推進力のなさを痛感しました。
この経験から、私の仕事ができる人の定義はこれになってしまいました。
突如現れ、どんな状況でも、何とかするマン。いわば救世主です。
そして転職後、キャスターで出会った何とかするマンは、本日(2019/7/1)株式会社bosyuの代表取締役に就任した石倉さんです。
さて、あなたは?
今大変な状況下にある場所に放り込まれたとき、果たしてあなたは何とかするマンでしょうか?その場を何とかする救世主になれますか?
…私は残念ながらまだまだそのレベルに達してないので、頑張るしかないです。また悔しい思いはしたくないな。
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