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花の置き場所

育てていたサボテンの花が咲きました。


室内で何か植物を育てたくて花屋さんに行ったときのことです。


観葉植物でも買おうかと考えていたのですが、ちょうど良い大きさのものが無く、たまたま目についたのがこちらのサボテンでした。


日々に癒しが欲しくて、最初は自分の部屋に置く予定でした。


でも、ふと気になって調べたサボテンの花言葉を見て、置く場所を変えることにしました。


サボテンの花言葉で目についたのは、


”枯れない愛” ”偉大” ”あたたかい心”


この3つの言葉を見たとき、サボテンの花を置いたのは亡くなった祖父母の写真のとなりでした。


生きていた頃のおじいちゃんとおばあちゃん。

孫の私には愛をもらった記憶しかありません。

だからこそ、亡くなってから数年経ちますが、今でも二人のことは大好きです。

きっとこの気持ちは枯れることはないでしょう。


おじいちゃんとおばあちゃんの歩んできた人生。

二人がその人生を歩んでこなければ、まず私はこの世に存在しておらず、noteにこんな文章を書くこともありませんでした。

そのことを自覚するたびに偉大な存在なんだ、と感謝するのです。


写真の中のおじいちゃんとおばあちゃん。

生きているときと変わらない、二人のあたたかい心を映したかのような笑顔でいつも見守ってくれています。


そんな祖父母にふさわしい花言葉でした。

それにサボテンは話しかけるとよく育つと聞いたことがあります。


写真のとなりに置いてから、二人に話すようにサボテンにしゃべりかけるのが日課になりました。


買ったとき、まだ花は蕾。

色は分かるけれど、どんな花が咲くかは分かりませんでした。


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その花が無事、花を咲かせました。


嬉しくて思わずとなりの写真を見ると、やっぱり二人は笑っていて「よかったね」と言ってくれているような気がしました。


「こっちこそ、花の置き場所をここに選んでよかったよ。」


これからも上手く育てられるか、花を咲かせられるか分かりませんが、大好きな祖父母と一緒ならきっと大丈夫。

見守っててね!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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綾野花南(あやのはな)
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