好きなものは増えていくばかり

「私」という人間を30年以上も生きてくれば、自分がどんなやつなのかだんだんと理解していきます。まぁ、もちろんまだ分からないこともたくさんありますが。

以前から気づいていたことがありました。
そして、最近自分のふり返りをしていくなかで改めて思ったこと。

それは、私の好きなものは増えていくばかりだということです。

飽きっぽい性格ではないとは思っていました。
広く浅く、というよりは狭く深く。
だからこそ、何か好きなものがひとつできたらとことんそれを掘り下げます。
そのなかで新しいことを知り、ヒットしたらさらに好きになって深みにハマっていき、そうでもなかったらそこでストップ。そうやってふるいにかけているのかもしれません。

ただ、一度好きになったものはなかなか嫌いになれません。
しかも飽きるわけでもなく、一つのものだけを追い続ける一途な性格でもないのでとにかく好きなものが増えていくのです。

最初は音楽だけが好きだった私が、次は映画が好きになり、ドラマも好きになり、今では俳優さんやアーティストも好きになっています。
しかも、ジャンルだけには留まらず、ジャンルをアーティスト一つに絞っても、どんどん好きなアーティストは増えています。

言葉だけ聞くと悪いことではないのですが、困ることは度々あります。

心の中をひとつの部屋だとして、好きなものが増えていくのは物が増えていくのと同じことです。思い切って捨てたいけど、好きだから捨てれない。まるで断捨離が上手くできないような、そんな状態です。まぁ本当の意味の断捨離（グッズなど）も上手くはできないのですが。
心もそれなりに容量がある上に、時間とお金は有限です。好きなものが多い分、何に有限なもののを費やそうか常に迷っています。

ただでさえ考えることが多いのに、さらに考えることを増やしていく面倒くさい自分。
こんな自分が嫌になることも多々ありますが、最近は少しずつ付き合い方が分かってきました。

好きなもの全体を見るのではなく、そのときの直感や感覚で何を心の中心に持ってくるか決める過ごし方を取り入れること。

今日は映画の日、音楽の日、このアーティストを聴く日、ドラマを観る日などなど。
その日の感覚や気分で好きなものを変えたり、場合によっては日替わりではなく時間帯で変えたりしています。

こう書いていると、好きなものに関してはすぐ飽きる性格ではないですが、行動パターンに関しては結構飽きっぽい人なのかもしれません。

どんなに嫌で面倒くさくても、自分とは死ぬまで付き合っていかなくては。
そのためには上手い付き合い方も身につけていかないとだな、と振り返りをしながら改めて思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。