空にあこがれて
いつからだろうか。
空を見上げることが、好きだった。
小さい頃は、空が飛べる魔法使いやキャラクターになるのが夢だった。
学生時代、勉強する毎日に意義を見出せなくてそのときの気持ちを国語の創作文の課題で書くことにした。
タイトルは”空が好きな少女の話”。
それを読んだ先生が課題を返すときに少し引くような顔をしたのを今でも覚えている。
今となっては良い思い出だ。
就職先を決めるとき、特にやりたいことがなかった私は空が好きという理由だけで航空業界を目指したこともあった。
結局、色々あってあきらめてしまったが、空港という場所は今でも好きだ。
そして今も、相変わらず空を見上げている。
空を見上げると、果てしない広さに人間のちっぽけさを実感する。
雲の流れや時間帯によって変化する空の美しさに魅了される。
嬉しいことがあったときに、空が美しいと一緒に喜んでくれている気持ちになる。
つらいことがあったときには、励ましてくれているように感じたり、気持ちに寄り添ってくれているように感じたりもする。
その時々の感情で、見上げる理由は異なるが、一番は
空の自由さに憧れているからだ。
ときどき、日々の生活が窮屈に感じて息が詰まりそうになることがある。
そんなときに空を見上げると、その自由さに安心して息ができるようになる。
”世界はこんなに広いんだよ。”
空がそう言ってくれているように感じるのだ。
最近、仕事帰りに撮った空。
夜に向かう空の表情がなんとも美しい。
仕事帰りはカメラを持っていなくて、スマホで撮ったので画質があまり良くないのが残念なくらい綺麗だった。
このnoteを書きながら自然と歌っていた曲。
空に憧れて 空をかけていく
あの子の命はひこうき雲
空ってやっぱり憧れるものなんだな。
ここまで読んでいただきありがとうございます。 「スキ」だけでも嬉しいのに、サポートまでいただけたら泣いて喜びます!!