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届くまで何度でも


定期的に会っている友だちがいます。
小学校からの仲で、いわゆる幼なじみ。

その子とはなんでも話せる関係性なので、今ハマっているものから人生についての深い話まで、会ったときのテンションで色々なことを話します。

共通の趣味もありますが、お互いが知らないジャンルのことでもそれなりに興味を持って聞いてくれるので一緒にいてとても楽な存在です。


最近はちょうど二人揃って人生について悩んでいる時。

「生きるって大変だよね」

そんな話からはじまり、現在の悩みをお互いにポロポロと話していきました。私は、なかなか思うような仕事が見つからないこと。彼女も今の仕事を長くは続ける気がないことを話してくれました。


そんなときに、ふと彼女から
「私さ、生きてる意味とか理由がないんだよね」
と言われました。


どこかで聞いたことがあるような。
それは私自身、今まで何度も悩んでいたことです。
でも、数年前ひとつの答えを見つけました。


結果、どんなに悩んでも
生きる意味なんてないんだよ”と。
人生はひまつぶしくらいの軽いものだと捉えて肩の力を抜いて生きていこう。


そのことに気づいてから、たとえ
「生きている意味なんてあるのかな」
と考え始めたとしても、
「あ、生きる意味なんて無いんだった。負のループに陥る前に考えるのを止めよう」
と考えを軌道修正することができるようになりました。


以前のnoteに書いたのは、過去の自分への手紙。
今回はそれを友だちに伝える番です。

「私も数年前に気づいたんだけどね、生きる意味とか理由って存在しないんだって」

過去の自分に伝えるように話してみました。

「そっか~そうかもね」

そう返事はしてくれました。
前回の手紙は自分宛てのものだったので伝わったことが分かっていますが、今回伝える相手は他人。残念ながら伝わったかは分かりません。


もうひとつ。
友だちが生きる意味について話しはじめたとき、聞いたことがあった気がしたのは以前同じようなことを話していたからでした。

何か既視感があったので思い出してみると、このこともnoteに書いていたようです。

同じようなことを話しているところをみると、あのときの言葉は伝わらなかったのかもしれません。

それでも。
これから何度同じような話をしたとしても。
届くまで何度でも伝え続けようと思います。


読んでいただき、ありがとうございました。






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綾野花南(あやのはな)
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