豪華客船に乗りました~夢のはなし~
豪華客船に乗る機会が巡ってきた。
その船は世界一周をしているらしい。
そのなかで私たちが乗るのを許されたのは一区間のみ。
2、3時間ほどの短い間だ。
それでもめったにない機会に大興奮!
「絶対にこの区間だけですよ。港に着いたら絶対に降りてくださいね!」
係の人に何度も釘をさされて、私たちは船に乗り込んだ。
乗り込んだ船はとにかく広くて、正直どこに行けばいいのか分からなかった。
時間が来るまで、とにかく歩いて見て回ることにした。
客室の廊下やタイタニックの映画で見たような豪華な階段と広間。
船の中にいると思えなかったけれど、外に出ると大海原が見えてたしかにそこは海の上であることを思い出させてくれた。
時間が過ぎるのはあっという間で、そろそろ港に着く時間に近づいている。
ここでひとつ大きな問題に気がついた。
今まで適当に歩いていたのだが、船が広すぎて出口がどこか分からなくなってしまったのだ。
絶対に降りろって言われたのに・・・!
慌てて海が見えるほうを目指して走った。
こんなときに限って廊下も入り組んでいて、たどり着くまで長く感じてしまう。
やっとのことで海の見える場所へたどり着くと日はまだ高く、港はもうすぐだった。
今まで船の上のほうを見て回っていたため、出口のある場所まではかなり降りて行かなければならなかった。
だんだんと降りていくと船も港に近づき、そこでは歓迎のイベントが開かれているのが分かった。
そのイベントのひとつだったのだろう。
10人ほどの男女のグループがダンスを披露している姿に目を奪われた。
褐色系の肌に薄い生地のひらひらした衣装に豪華な装飾。
着いてみて気づいた。
私たちが降り立つ場所はエジプトだったのだ。
自分の生まれ育った国とはかけ離れている光景があまりに美しく見えて目を離すことができなかった。
豪華客船に乗れたことはもちろんだけれど、この光景を見ることができただけでも十分に価値があったなぁ。
そう思ったところで目が覚めた。
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先日こんな夢をみました。
noteは航海日記だと書いてから初めて船にまつわる夢をみたので、書き残してみました。
物語のような文章を書くのは難しかったです。
これもまた新しい旅路のはじまりなのかも、ですね。
ちなみに現実では豪華客船は見たことはありますが乗ったこともないし、エジプトにも行ったことはありません。
また、”私たち”と書いたのですが夢の中では複数人で行った感覚はあったのですが、起きたら誰と行ったのかよく分かりませんでした。たぶん知らない人たちだったのでしょう。
夢ってほんとうに不思議です。
最後まで夢のはなしにお付き合いいただき、ありがとうございました。
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