イギリスの大学生、院生向け: Students' Union/Guild(学生連合)の選挙で当選するためのアドバイスをシェアします
私はイギリスの大学院で1年間勉強して、修士を取得しました。
友だちとわいわい楽しく過ごしていたんですが、ちょっとした機会があって、私の大学のStudents' Union (SU)の選挙に出て当選し、その後2年間働くことになりました。SUの仕事を終えて、そのあとGraduate Visaで違うところで働いて、結婚し、現在に至ります。
当時コロナ前でしたが、これとした情報がインターネットで見つかりませんでした。今後もし同じような道を進みたいなと考えている人向けに、記録として記事を書きたいと思います。これも、イギリスの就活の1つです。
日本人やから無理、とか絶対ないです。政治に関わったことないし、とかも関係ない。選挙は、一番票を得た人が勝つので、どうやって票を得るからがポイントです。
かなり詳しく書いていて、あなたの努力次第では就職に繋がるアドバイスを詰めたので、初めての有料記事にしました。今後また思い出したら更新をどんどんします。
SUとは
SUは、学生の、学生による、学生のための、機関です。
イギリスのほとんどの大学に、Students' Union (SU) もしくはGuildと呼ばれる団体があります。大学の中にありますが、大学とは全く別の機関です。
基本的には、学生の数に応じて大学から支援金が送られていて、その支援金と、バーやクラブ、ショップがなどを運営してるSUは、その収益などで、その会社を運営しています。
どの大学も、9月末くらいにウェルカムウィークという機関があり、新入生や新学期を迎える学生向けにいろいろなイベントがあります。それは、SUと大学合同もしくは別々で運営されています。その他にも、イベントや、学生向けの相談窓口など、大学とは別でSUが学生のサポートを行います。
例えば、コロナのときに授業がキャンセルされて、その分のお金を大学に返してほしい、などの話し合いをするのを助けるのもSUの仕事の1つです。これは、大学に所属していないからできるいいところでもあります。
SUの代表は2-6人くらいの学生です。人数はそれぞれのSUによって違います。私が働いていたところは5人でした。
Student Officerと呼ばれていて、オフィサーたちは、毎年選挙で選ばれます。もし2年連続で当選すれば、2年働けますが、働けるのは最長で2年までです。毎月お給料ももらえます。
それぞれオフィサーの役割が違って、クラブやソサエティ(日本の大学のサークルみたいな)担当のオフィサーもいれば、メンタルヘルスや健康担当のオフィサーもいます。それぞれの役割に沿った目的やプロジェクトに向けて働きます。
私は大学院生 (Postgraduate) 担当のオフィサーだったので、大学生 (Undergraduate) の学生のオフィサーとは違うプロジェクトでした。
選挙
選挙は毎年どこのSUも、1-3月くらいに開催されます。自分の大学SUのウェブサイトを見てみると、情報が掲載されています。”大学名 Students Union"で検索すると、自分の大学のSUホームページを見つけることができると思います。
選挙には、いろいろ期間があって、
告示期間
キャンペーン期間
投票期間
がメインになります。1、2が一緒になっているSUもあります。
告示期間には、それぞれ提出した公約(マニフェスト)を公にシェアします。
キャンペーン期間には、候補者が本人、ともしくはチームで、他の学生に投票を呼びかける活動を行います。
投票期間は、学生が投票できる期間なので、他の学生に投票を促します。
準備
どのオフィサーに出馬するか決めたら、準備を始めます。
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