『Karma Police』が与える慰め――理不尽さと自由の間で
私は時折、レディオヘッドの『Karma Police』に慰められます。
私が「Karma Police」を聴き始めたのは、大学時代。思えば、日常の理不尽さや、自分の思い通りにならないことが増え、次第に世界に対する不満が少しずつ募っていった時期だったと思います。
当時は、「Karma Police」と言う架空の存在の持つ厭世的な雰囲気に憧憬のようなものを持っていた気がします。また、曲自体も、好き嫌いが分かれるような曲調ですよね。この曲を聴いている自分に酔っていた部分も多少あ