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「失神ゲームと警察官の不祥事の起源」『警察恐怖新聞』より

『警察恐怖新聞』の記事に「失神ゲームと警察官の不祥事の起源は『自殺サイト連続殺人事件』の容疑者(大阪府警警察官の長男)の4つの性癖の起源と同じ」という記事があった。

以下は、『警察恐怖新聞』の記事。

大阪府警警察官の長男のM.H.が起こした「自殺サイト連続殺人事件」の裁判の過程で、意外な事実が判明した。

 「自殺サイト連続殺人事件」とは、2005年8月2日、大阪府河内長野市加賀田川河川敷で豊中市の女性(25)の遺体が発見されたのを発端として発覚した連続殺人事件。当初、殺害容疑は女性1人だけであったが、取調べに対して神戸市の男子中学生(14)、東大阪市の男子大学生(21)の殺害を自供、その後の捜査で供述通り2名の遺体が発見され、連続殺人事件であることが判明した。この一連の事件は、容疑者が自殺サイトを利用して、被害者をおびき寄せていたことから、「自殺サイト連続殺人事件」と呼ばれている。M.H.が、警察での取り調べで、人の苦しむ姿を見て興奮するという性癖を持っていると供述したことなどから、1年以上にわたってM.H.の精神鑑定が行われた。

 大阪地裁は、M.H.には4つの性癖(白色スクールソックス、窒息、他人をいたぶること、自殺願望)があり、特に元警察官である父親から、逮捕術から派生した窒息によるリンチ・虐待を受けたことが、4つの性癖の起源であると精神鑑定で指摘されており、この4つの性癖によって、本判決までに120人以上を殺傷して裁判所と塀の外を行ったりきたりして非行歴も含めて、前科5犯の再犯者(しかも前科の内容は5つとも全く同じもの)となっていることなどから、M.H.の矯正・更生の見込みは極めて絶望的として死刑判決を下している。

 元警察官である父親から、逮捕術から派生した窒息によるリンチ・虐待を受けたことが、4つの性癖の起源であると精神鑑定で指摘されたことに関連して、警察庁に取材を申し込んだところ、担当者は「判決文では『逮捕武術』となっており、警察でいうところの『逮捕術』ではない。M.H.の父親独自のものではないか。そもそも、M.H.の父親は退職しており、警察とはもう関係ない。」とコメントしたが、「逮捕術に意図的に失神させる技があるのか」との問いに対しては、「警察道場での柔道教室でも、絞め技で落としたりしてるんだから、逮捕術で落としても問題ないでしょ。」と回答した。

 警察の危機管理広報に詳しいI博士は、「判決で『逮捕武術』という見慣れない用語が出てくるのは、精神鑑定を担当した医師、検察官、警察の幹部の意向、あるいは意向を察知した何者かが、『逮捕術』という用語の使用を避けたということだろう。これも危機管理広報の手法だ。検索しづらくする意図があるのだろう」と指摘し、「逮捕術による意図的な失神により4つの性癖が形成されると仮定すれば、多くの警察官の不祥事の原因が説明できる。そういう意味では画期的な発見である。危機管理広報で事実を覆い隠してしまうより、研究費をつけて、研究すべきことだ。」と、警察関係者の対応を批判した。

 またI博士は、警察官の死亡事故に関連して、「『逮捕術』に意図的に失神させる技があるのだとすると、生け捕りが目的の逮捕術の訓練中に警察官が死亡する事故の原因が、その技である可能性がある。」と指摘し、

 事件とは直接関係ないと前置きしたうえで、「M.H.の犯行当時38歳で、1967年生まれと思われ、1970年代ごろから児童の間で始まったとされる『失神ゲーム』の起源にもかかわる問題で、M.H.の死刑が執行されていることから、M.H.が『失神ゲーム』の起源と断定することはできないが、警備警察による風評実験とされる『口裂け女』のデマの流布と同様に大変興味深い。」などとコメントした。

 「自殺サイト連続殺人事件」の裁判の過程で明らかにされた逮捕術とM.H.元被告の4つの性癖の関係がさらに研究されることで、失神ゲームと警察官の不祥事の起源の意外な関係が明らかになるかもしれない。

 この記事に関して、以下のような感想が寄せられたという。

この記事を読んで、逮捕術の技に意図的に失神させる技があるのだとすれば、意図的な失神も逮捕術の訓練ということになる。逮捕術の意図的に失神させる技をかける感覚で、水難救助訓練でも、溺れさせて失神させることを訓練と呼んでいる可能性があるのではないか、と思った。

この記事を読んで、「失神ゲーム」に類似した描写があるアニメに『げんしけん二代目』を思い出した。波戸賢二郎がクッチーこと朽木学を柔道技で絞めて失神させる場面がある。クッチーはM.H.とは異なり落とされる方に快感を覚えるという設定になっていたが、警察官や警察官の家族にも、クッチーのような性癖のヒトがいるのかなと思った。



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 上記の作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

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