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大きな放火事件が約10年間隔で起きている!?

2019年01月05日のSSブログ『吾輩も猫党である!』に「最も恐ろしいテロはガソリンを使ったテロ?? 自作火炎放射器、ガソリン、スプレー缶、カセットボンベなどを使った事件が増えそうで怖い。」という記事があった。

「1980年、2001年と、約20年間隔でガソリンを使用した大きな事件が起きており、危険が高まっていると言えるかもしれない。2018年の九大オーバードクター爆死事件は大きな事件とは言えないので、今後2~3年の内に大きな事件が起こる、かもしれない。」と書いてあった。

京都アニメーション放火殺人事件(きょうとアニメーションほうかさつじんじけん)が起きたのが、2019年(令和元年)7月18日だから、予測が当たっているような気がする。私の気のせいだろうか?


ある番組の出演者が、大阪教育大学附属池田小学校事件の犯人の手紙を公開し、

SSブログ『吾輩も猫党である!』より

などと、容疑者Tが後悔していたと報道した。

Tが指摘するようにガソリンを利用(放火)すると、比較的容易に大量殺人ができるようである。

放火によるテロ的事件には、以下のような事件がある。

1980年 新宿西口バス放火事件(ガソリンを使用)
2001年 武富士弘前支店強盗殺人・放火事件(ガソリンを使用)
2001年  歌舞伎町ビル火災(不審火)
2003年 名古屋立てこもり放火事件(ガソリンを使用)
2004年 ドン・キホーテ放火事件(灯油を使用)
2008年 大阪個室ビデオ店放火事件
2014年 札幌連続ボンベ爆発事件(カセットボンベ使用)
2015年 JR東日本連続放火事件
2018年 九大オーバードクター爆死事件(ガソリンを使用)
2019年 竹下通り暴走事件(灯油を使用するが失敗)
2019年 雅子さま実家前警察官襲撃事件(スプレー缶使用)

確かに、放火すると、比較的容易に大量殺人ができそうだ。

2019年の竹下通り暴走事件の容疑者は高圧洗浄機で灯油を噴射し火を点けようとし、雅子さま実家前警察官襲撃事件の容疑者はスプレーの殺虫剤を噴射しライターで火を点けたという。

これは、テロ的犯罪への自作火炎放射器の利用である。

これからのテロ的犯罪では、

自作火炎放射器の使用が、主流になるのではないだろうか?

注意が必要だ。

ネットにも自作火炎放射器の作り方が公開されているので、

極めて危険だ。

「スプレー火炎放射器」https://www.youtube.com/watch?v=eVV_zHaaqc0 は容器に入れたガソリンを併用しない限りは殺傷力は高そうではない。1980年の新宿西口バス放火事件では火のついた新聞紙とガソリンが入ったバケツが使われた。

「灯油が燃料の火炎放射器を作ってみた。」http://www.maker-is-you.xyz/2016/04/26/diyflame-gun/ の火炎放射器は殺傷力が高そうだ。だが、自作は困難そうなのでそれほど問題なさそうだ。マニアックな警察官や自衛隊員が、兵器を収集したり自作兵器を作る事件が度々起きているが、カレらの犯罪は作ることで満足する場合が多い。

「簡易火炎放射器」https://ameblo.jp/19650311/entry-11351546679.html は極めて危険だ。水鉄砲を利用するため、すぐに作れてしまう。自爆テロの場合、水鉄砲の爆発も気にならないだろうから、極めて危険だ。「強力最強水鉄砲ランキング!飛距離と威力で友達に差を付けろ!」http://trendveji.com/mizudeppou-2-738 によると10m以上飛ぶものもあるらしい。

今後、

水鉄砲を使った簡易火炎放射器、ガソリン(火炎瓶含む)、スプレー缶、カセットボンベなどを併用した事件が増えそうで怖い。

実際に、2014年の札幌連続ボンベ爆発事件ではカセットボンベで作った自作爆弾、2019年の竹下通り暴走事件の容疑者は高圧洗浄機で作った火炎放射器、同年の雅子さま実家前警察官襲撃事件ではスプレーとライターを使った簡易火炎放射器が使われた。

何か対策を講じないと、大変なことになるのではないだろうか?

何か対策を講じるといっても、作り方や危険性を警察が広報して、作らないようにと宣伝するのは、

結局、犯罪手口の教示にしかならないだろうから、マッチポンプにしかならないだろう。

広報活動をする警察官による自作兵器によるテロの危険性も増すだろう。

例えば、ドローンと自作火炎放射器や自作爆弾を組み合わせた自作兵器を作るなど、考えるだけでも恐ろしい。

警察官による犯罪リスクを考慮すると、

警察広報で、

テロ的犯罪に使用される可能性のある自作兵器を作らせないことよりも、

テロ的犯罪の要因を断つ方が良策のようである。

テロ的犯罪の要因を考えてみたら、以下のような傾向があることが分かった。

テロ的犯罪は、経済格差を利用した悪徳商法の被害、経済格差の固定、教育政策の経済格差是正機能不全(奨学金制度の不備=奨学金詐欺)が要因と思われるものが多く、増加の傾向にある。

極めて平凡な対策だが、経済格差を無くす政策が必要だ。

ただし、経済格差を固定する側の優生思想を要因とした事件も度々起きている(病院犯罪など発覚しにくい?)ので、経済格差を無くす政策を行うと、優生思想を要因とした事件が多発する可能性がある。

そうなると、また平凡な対策だが、教育が大切になるだろう。あ・・・、

教育政策の経済格差是正機能不全(奨学金制度の不備=奨学金詐欺)は、優生思想が原因だから、ちゃんとした教育政策なんか無理か・・・。

※教育政策の経済格差是正機能とは、高等教育を受けることで安定した職に就け貧困から抜け出せるといった程度の意味で使った。現在のJASSO(学生死苑機構)の奨学金詐欺は、経済格差の固定化、経済格差の拡大化に機能している。今後、JASSO(学生死苑機構)を標的としたテロやJASSO(学生死苑機構)に追い込まれての自殺や犯罪が多発する(1980年代のサラ金地獄の再来)と思われる。いや、既に多発しているが報道されていないだけかもしれない。


※通り魔事件、無差別殺人、特異な事件などと呼ばれているがテロの可能性のある事件一覧。

発生年 事件名
1968年 永山則夫連続射殺事件
● 1980年 新宿西口バス放火事件(6人殺害)
1983年 横浜浮浪者襲撃殺人事件
1983年 宇都宮病院事件
1984年 京都府警元巡査部長による連続射殺事件(警察庁広域重要指定115号事件)
1985年 豊田商事会長刺殺事件
1986年 フライデー襲撃事件
1987年 赤報隊事件(警察庁広域重要指定116号事件)
1990年 長崎屋火災(不審火)
1995年 全日空857便ハイジャック事件
1998年 和歌山毒物カレー事件
1999年 全日空61便ハイジャック事件
1999年 池袋通り魔殺人事件
1999年 下関通り魔殺人事件
2000年 西鉄バスジャック事件
● 2001年 武富士弘前支店強盗殺人・放火事件(5人殺害)
   2001年  歌舞伎町ビル火災(不審火)
2001年 大阪教育大学附属池田小事件
● 2003年 名古屋立てこもり放火事件(2人殺害)
● 2004年 ドン・キホーテ放火事件(3人殺害)
2005年 寝屋川市立中央小教職員殺傷事件
2005年 JR福知山線脱線事故
2005年 自殺サイト殺人事件
2008年 秋葉原通り魔事件
● 2008年 大阪個室ビデオ店放火事件(16人殺害)
2008年 元厚生事務次官宅連続襲撃事件
2010年 マツダ本社工場連続殺傷事件
2013年 江田島中国人研修生8人殺傷事件
2013年 山口連続殺人放火事件
2013年 アクリフーズ農薬混入事件
● 2014年 札幌連続ボンベ爆発事件
2014年 AKB48握手会傷害事件
2014年 名古屋・暴走車無差別殺人未遂事件
2014年 川崎老人ホーム連続殺人事件
● 2015年 JR東日本連続放火事件
2016年 相模原障害者施設殺傷事件
2018年 河瀬駅前交番警察官射殺事件
2018年 富山市奥田交番襲撃事件
● 2018年 九大オーバードクター爆死事件
2018年 仙台市交番襲撃事件
● 2019年 竹下通り暴走事件
● 2019年 雅子さま実家前警察官襲撃事件

※1980年、2001年と、約20年間隔でガソリンを使用した大きな事件が起きており、危険が高まっていると言えるかもしれない。2018年の九大オーバードクター爆死事件は大きな事件とは言えないので、今後2~3年の内に大きな事件が起こる、かもしれない。1950年代の山村工作隊・中核自衛隊による火炎瓶の流行、1971年の渋谷暴動など70年安保の際の火炎瓶の流行、1990年の長崎屋火災(不審火)、2008年の大阪個室ビデオ店放火事件を加えて、大きな放火事件が約10年間隔で起きているという言い方ができるかもしれない。1960年前後は1961年の第1次西成暴動(パトカーを破壊炎上)や少年によるダイナマイト爆破事件・爆弾事件などの流行はあるが、放火による大きな事件はないようである。

SSブログ『吾輩も猫党である!』より


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