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オンライン司会がうまくなるコツ

あやなるのアドベントカレンダー 11日目の記事です。


今回は、今年一気に自分の力が伸びたなと思う、「オンラインでの司会」のコツをお話しようと思います。

イベントを企画運営する機会が多い私ですが、今年は特に司会もやる機会が増えました。最近では、仕事のちょっとしたものも含めると、大体週2~3くらいの頻度で司会をやっています。規模感は、数名のものから700名くらいのものまであります。
自分が企画するイベント以外にも、だんだん他の方の企画でやる機会も増え、「すごく慣れている」「さすがです」と言っていただけることが、とっても多くなりました。まだまだ素人ですが、褒めていただくことが多く、励みになっております。

でも私、元々は司会やるの、実はすごく嫌でした。

そんな私がなぜ今年こんなにたくさんやるようになって、どうやってチョットデキルようになっていったのか、今日はそのノウハウをお話しようと思います。

[コツ1] 自分らしくやる

かつて、私にとっての司会のイメージは、「美人アナウンサー」でした。きれいな人がかっこよく完璧に話してるイメージ。だから、絶対私じゃないなって思っていて、自分が企画するイベントでは、美人アナウンサーっぽい方を見つけて、司会をお願いしていました。

でも去年の2月に自分が企画したライブイベントで、自ら司会をやることになりました。(ライブって唐突ですいませんw 趣味でバンドのボーカルをやっていて、コロナの前はライブも良くやっていました。)プライベートのイベントだし誰かと調整するより自分でやった方が早いと思い、自分で司会をやりました。どう頑張っても美人アナウンサーにはなれないので、まあボーカルのときのノリでやればいいかと、思い切って自分らしさ全開でやってみることにしました。
そしたらなんか、いい感じだったんです!自分らしくやったことで、親しみやすい雰囲気の司会ができました。司会自体は慣れていなかったので上手にできたわけではなかったのですが、アナウンサーっぽくなくても、大丈夫だってそこで感じました。アナウンサーっぽさよりも、

大事なのは、自分らしさだったんです。

この感じでやれば他のイベントでも司会ができるんじゃないかなって感じました。

しかも状況を見て適宜コメントを追加できたりするので、運営者自らが司会をするメリットを強く感じることができ、それからは、自分で司会をやってもいいかなと思うようになりました。

[コツ2] 台本を作る

その後も仕事では大きなイベントしかなく、美人アナウンサーっぽい方に司会をお任せしていたのですが、3月に部署異動をして、研修やイベントを企画する機会がたくさん増え、ついに自分で司会をするようになりました。そのときにはもうコロナ過でリモートワークが始まっていたので、オンラインでの司会でした。

しかも弊社はグローバルな企業のためオンライン司会初挑戦が英語でした。英語だと流暢に話せるわけではないので、しゃべる内容をあらかじめ書いておくことにしました。すると、何度も書き直したり順番を変えたり、情報を加えなきゃいけなかったり、ということが起こりました。それは、英語力の問題ではなく、情報整理の問題なのが明らかでした。

そこで、つまり日本語だったとしても、事前に台本を準備しておくことは必要だなと気づきました。ちょっとした会議でもそうだと思うのですが、議題だけ準備できていれば大丈夫だと思ってもしまいがちで、実際しゃべってみると、大事なことを言い忘れて後から付け加えたりしてる人、結構いますよね。どの話をどこでしておくと話の流れがスムーズか、それぞれの話でどんな具体例を出すとわかりやすいか、など。タイムテーブルだけ準備するのでは司会としてうまく語れないことが、

台本を作成することで、わかりやすく整理されます。

話すのが得意な方なら、箇条書きにしてポイントをメモしておくだけでもいいのですが、話す内容を事前に全て文字にしておくと、より自然な流れで全てを説明できるようになると思います。話すのが苦手な方には特に、この方法をオススメします。

[コツ3] イメトレをする

私はいつも本番のイメージトレーニング(イメトレ、本番を想像すること)をたくさんするのですが、台本を作ると、自然とすごく細かいところまでイメトレができます。台本が完成した後も

イメトレを繰り返し、本番の流れを何度も想像します。


自分側からだけでなく、参加者がどう感じるかという視点でもイメトレをします。

イメトレを繰り返すと、自分の配慮が足りていなかった部分が浮き彫りになってきます。参加者に向けて、先に連絡しておくべき内容が出て来て連絡を入れたり、前後の矛盾が見つかって台本を修正したりすることもあります。一番良くあるのが、参加者がその場で欲しい情報がわかることです。特にオンラインだと、リンクを共有するだけで情報にたどり着けるので、事前に共有したくなりそうなリンクは、本番中すぐに共有できるように、手元に準備しておきます。

[コツ4] 声に出して練習する

これは毎回はやってないですが、大事なイベントのときは、声に出して練習もしています。私の場合は母国語ではない英語で司会をやることも多いので、発音の練習もしています。話すのが元々苦手な方や、人前だと緊張してしまう方には特にオススメです。抑揚のポイントや、強調した部分の表現など、練習をしておくと、本番台本の棒読みにならなくなります。

[コツ5] 本番は画面を最大限活用する

オンラインのイベントは、画面に情報を置き放題です!

本番は参加者の顔と共有画面を見ながら、台本、タイムテーブル、チャットを画面にきれいに並べて、同時に確認できるようにしています。とっさの必要な情報をさっと調べられるようにブラウザも開いておきます。そして、大きい時計を机に置いて、時間を常に意識するようにしています。それでも臨機応変な対応は慣れも必要なところがあるので、自分が参加者として参加するときも、こういった画面環境にしてみたりすると、練習になるかもしれません。

最後に

この文章は、どちらかというと司会が苦手な方向けに書きました。やることがあるけど自信がない人や、やってみたいけどやったことない人が、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。司会は事前にちゃんと準備すれば、準備しないよりもぐっと上手にできることだと思っています。オンラインイベントが増えた今だからこそ、台本をがっつり読みながらでも臨めるようになったので、是非挑戦してみてほしいです。

また、今回の記事を書いていて、司会だけじゃなくてプレゼンテーションにもほとんど同じことが言えるなと思いました。でもプレゼンにはスライドがあるので、司会の方が難しいと思います。司会には、台本やイメトレがやっぱり必要です。ぶっつけ本番で準備なしでも、タイムテーブルがあればなんとかやれちゃうものではありますが、それで満足しちゃっている運営の方には、是非一度台本をちゃんと準備して、臨んでみてほしいです。明らかな違いを体感できると思います。

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