見出し画像

だれでも読める漢字を使おう

割引あり

漢字は全部でいくつあるかご存じですか?

正解はだれも分かりません。なぜなら、漢字は新たに作られ続けているからです。日本漢字学会の初代会長だった阿辻哲次氏によると、5万字はゆうに超えるとのこと。

日本で刊行されている 『大漢和辞典』(大修館書店)には約5万字が収録されていますし、中国で出版されている『漢語大字典』(四川辞書出版社・湖北辞書出版社刊行)には約6万字、『中華字海』(中華書局)には、なんと8万字以上も収められているそうです。

https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-48/

かつて販売されていたソフト「今昔文字鏡」には16万字が収録されていたそうです。

そんな数は覚えられるものではありません。日常生活で使う文字はせいぜい3000字程度。日本ではそのうち特に頻度の高い2000字前後を「常用漢字」として政府が定めています(最新版は2010年告示。2136字/4388音訓)。

学校で教わる漢字はすべて常用漢字です。また、マスメディア特に新聞で用いる字も常用漢字が基本。各社で人名・地名などを独自に付け足し、用字基準を定めています。意味や読みは同じで形が異なる字も、標準の字体を示しています。

なぜ基準が必要かと言えば、みんな好き勝手に漢字を使うと読めないし不便だからです。

小学校では1026字教えられ、学年ごとにどの字を教えるか決まっています(学年別漢字配当表)。残りの1110字は中学校以降で教えますが、何年生でどの字を習うかは教科書次第です。

マスメディアでは中学生でも理解できるように記事を書くのが原則。だから常用漢字表が必須になるわけです。といっても内容をわかりやすく書こうとすると記事が長くなるので、形式的になっているのが現実ですが……。

漢字にするか、ひらがなにするか迷ったときは基本に立ち返って常用漢字表を参照するのをおすすめします。常用漢字チェッカーという無料サイトが便利ですよ。

#要約チャレンジ 6/5

今回の題材には調査ものの記事を選んでみました。

・タイトルをつける(20字以内)※半角数字は0.5字で換算
・要約する(140字以内)

できましたらXで投稿していただくか、DMでお送りください。先着1人の無料添削をさせていただきます。タイトルは140字に入れなくてOKです。タイトル投稿にハッシュタグ「#要約チャレンジ」をつけてくださると見つけやすくなります。

送り先アカウント:https://twitter.com/Ayan_unicla

6/3要約の添削

福島民友新聞の記事を取り上げました。

骨子は以下の通りです。

  • 東日本大震災の津波を耐えた福島県南相馬市の「かしまの一本松」。2017年に伐採され、一部を再利用した笛のコンサートが開かれた。

  • 北海道恵庭市で楽器製造業を営む小野昭一さん(71)が制作し自ら演奏した。小野さんは「深い優しさが入っている」と表現した。

  • 乾燥させたり、新型コロナウイルスの影響を受けたりしたため、披露までに長い時間が必要だった。演奏を聴いた双葉町の山根麻衣子さん(48)は「津波や原発事故でなくなるものが多い中、形を変えて残るものがあるのは救い。音を聴き、13年に思いを巡らす静かな時間ができた」と語った。

コラムと違い一般記事のため難しい表現や技巧もなく、理解しやすい文章ですね。では生成AIたちの作品を紹介します。

ここから先は

1,302字

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?