わたしのユートピア
この世界に生きてる以上、
向き合わなくてはならないことがあって
でも今日はそんな力がないよ、
がんばりたくてもがんばれないよ、
ってときもあって。
そんな時に、無言に力をくれたのは
いつだって無限に与えてくれる
“自然”の美しさだった。
季節を知らせる花々がわたしをいつも先導してくれる。
海はいつでも、外へ外へと向かう意識を、
内へ内へと誘ってくれる。
だから私は無意識に、げんきがでないときに、生花を飾る。
そうすると、いつのまにか力が湧いてくる。
科学的な証拠なんてなくても、それが真実だとなんだか腹の底からわかるから。
画家の堀文子さんが「ユートピア」という
絵画に寄せた言葉がある。
鳥獣も、草も樹も、魚も昆虫も、人も、この世のすべての生き物は、命の惑星「地球」から命を頂いたものです。
原始の地球では生き物たちは、平等にその命を全うしておりました。
地球が人間だけのものでないことを忘れ、人間の都合悪いものを殺し、地球を独占し始めた今の人間の驕りが許せず、私はすべての命が平等だった頃のユートピアを夢見てこの絵を描きました。
私にとってのユートピアも、
全ての命が生かしあう世界。
モルンでお花屋さんができたら、どんなにすてきだろうと、実はずっと夢想していた。
だけど、今まで頭で考えすぎてできていなかった。
私にいつもパワーをくれる植物を今この時に、とおもうことは、逆にスムーズに迷いなく、今このときに、実現したいとおもった。
花子さんのお花は愛が溢れていて、お花がみんな花子さんの手によって輝きをましている。
花子さんの出張花屋さんも、はじめてのこころみとしりありがたさが増した。
お花を選ぶ方の、無意識に浮かぶ笑顔とやわらかなくうきと、花子さんがお花を束ねる仕草や、お花を手に帰っていかれる後ろ姿や、その全てが愛おしくて、今日はいつもよりも心にたくさんのヨロコビが溢れてます。
わたしの【ユートピア】がひろがったいちにち。
あなたの【ユートピア】はどんなところですか?
どうやって、その楽園を守り、育てていますか?
あなたの【ユートピア】にも
あそびにいきたいな。
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