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カウンセリングが大切な理由

今回は私がどのようにカウンセリングに癒されたか書いてみたいと思います。心に効くカウンセリングは相手との対話が成立していると思います。
どんな風に心に作用し、心が楽になったのか、
気にしないうちに発作が現れなくなった、その流れを書いていければと思います。
当時の私なら「本当にそんなことあるの?」って思ったはずです。
でも自分と向き合えた私にも例外なくそんな機会は訪れました。

読めるところまでで大丈夫!
少しずつ読んでみてくださいね。

対話とは

対話とはを簡単に定義すると、自分に素直に嘘偽りなく話すこと
になると私は感じています。
言葉で書くと単純なことですが、社会で生きるうえでの常識やルール、
社会的な役割や責任、自分の背景を意識した会話を主としている
私たちにはとても難しい行為であるのも事実です。
常識や社会のルールを重んじるがゆえに、時に私たちは自分の中に
ある種の「思い込み」を作ってしまいがちです。
「大人なら〇〇しなければ」「男だから」「女だから」思い込みの原因になる事象は様々です。
このような「自分の抱く思い込み」に気付くことが対話の醍醐味であり
自分を癒す最高のアプローチに繋がると信じています。

思い込みに気付くとは

では、どうすれば思い込みに気付くことが出来るのでしょうか。
私が思う一番の近道は「こんな事言ったらダメかな」「こんな事言ったら恥ずかしい」「本当はあの時寂しかった」「こんな事を言ったら人間としてダメな人と思われてしまうかも」など、いわゆる言いにくいことをしっかり
話すことだと思います。
言いにくいことは、自分の本心が隠れている宝庫のようなものです。
行き場もなく口にも出せない感情は、いつしか「我慢の蓄積」となります。
その我慢の蓄積の結果が「病気」なのだと感じています。
それが心に出る場合、体を壊す場合と現れ方も人それぞれ。我慢しすぎて辛くなるのはある意味自然の流れだと思います。

癒しのプロセス

このように自分に素直になり心を開いて、自分の心を話していく中で
時にとても大切な思いに気が付くことがあります。
内容は人それぞれ違うと思いますが、本人にとっては人生を掛けた重要なテーマになることが殆どだと思います。
過去の辛い経験などは、その経験について語ることが出来るまでに時間を要することもあるでしょう、また沢山の対話を経て「あの時のこんな気持ちを
ずっと引きづっていたの?」と気付くこともあるかもしれません。
内容の大小ではなく、自分自身の奥深くにある本当の気持ちに気付いてあげることが大切なのです。
気付いた瞬間に涙が出たり、口にするつもりのなかった言葉がふいに口から出てきたりします。
気付きたくなくて隠していた気持ちなどは、口に出そうとすると心に違和感や焦りを感じます。それでもその気持ちに気付いて自覚したとき、「あぁ、そうだったのか」と自分で納得がいくと思うのです。
そうやって本心に気付きはじめたとき、それは自分の心の癒しに変わっていくはずです。時には翌日まで何となく引きずってしまうようなこともありますが、誠実に自分と向き合えた心は自分をなだめられる「しなやかさ」も一緒に身に着けていけるものなんだと感じました。
大切なことはゆっくりゆっくり時間を掛けて向き合うことをお勧めします。
深ければ深いほど、ゆっくり向き合っていいのだと思います。

消えていく思い

ゆっくり自分と向き合い対話を続けると
行き場がなく自分の中に蓄積されていた気持ちが段々と消えていくように
感じる時があります。心の中のわだかまりが消えていくような感覚です。
心の奥の気持ちに気付いて認めるということは、頑張ってきた自分を認めること、つまり「自己肯定」「自己受容」のプロセスそのものだと思えます。こうした繰り返しによって心は癒されていくのだと信じています。

今述べてきたことは、あくまでも私の考えです。
人それぞれ辿る道や効果を感じるものに違いがあると思います。
ですが「自分に素直になること」これは自分を知ることであり
自分の人生を生きるうえでとても重要なキーに思えてなりません。

私もまだ困ることはありますし、道半ばです。ですが、今出来ることを頑張ります。

今頑張っているあなたに届きますように。



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