タイミングと相性と違和感

人と人との関係って、この3つが作用して起こるものなのかな、と思う。

まず、タイミングで出会って、相性で繋ぎ、違和感で放す。

違和感に関しては、もうそれは直感でしかなくて。

例えば会った瞬間に感じたり、日々のやり取りで生じたり、それぞれなんだけど。

人は小さな違和感なら「まあ、いいか」で済ませてしまいがちだけど、後々その「まあ、いいか」が命取りになる場合もある。

それは、タイミングと相性で強く惹かれ合った者同士において起こりがちで。
恐らく、最初から何かしらの小さな「違和感」を見て見ぬフリしたり、どちらかが、あるいは両者ともそれを我慢しながら過ごしていると、いずれそれが大きな「嫌悪感」に発展したりする。そうなると、もう手を放すしか方法はなくて、別れたり、離れたり、消えたり、失ったりしてしまうのかな。


違和感を感じる人と感じない人がいる

若い頃の対人関係では、間口を大きく広げれば広げるだけ、「ん?ちょっと違うな」と感じる人は増える。
もうそれはどうしようもなくて、いくらタイミングよく出会っても、相性が合っても、違うものは違う。顔も声も考え方も、笑い方も歩き方も手の繋ぎ方も何もかもが好きだけど違う。嫌いな所なんて無くても違う。何が違うのかわからないけど違う。

逆に、好きな所とか、惹かれる所とかが特になくて、趣味だって好きな物だって合わないけど、不思議と1つも違和感なんて感じない人もいる。そうなると、なぜか、自然とタイミングも相性も合っていく感覚を覚える。

私は今の人間関係においては、圧倒的に後者が多い。自分自身が楽なのかもしれないけど。


たぶん、「違和感」は感じる人と感じない人がいて、それを人は「敏感」とか「鈍感」とか呼んだりする。私はそういう小さな違和感を気にするタイプで、感じたら程々の付き合いにしておくか、嫌悪になる前にサッと距離を取るようにするか、逆にその違和感をズブズブに感じながら沼に嵌って自ら落ちるか…

そう考えると、私が意図せず私の前を離れた人は、私への違和感を感じたか、もしくは私が違和感を感じたのを察知して離れてくれたのか、それはどうかわからない。


ただ、この「違和感」については人それぞれで、もしかしたら今、私の周りにいる人や、この文章を読んでくれている人は、すごく優しいのではないかと思う。

優しいから、私に対する「違和感」にも目を瞑ってくれているのか、それともあまり「違和感」を感じないのか、もしかしたら、全く種類の異なるタイプの人だと思われてるから、そもそも「違和感」どころの問題じゃないのか。


いずれにしても、優しい人は大切にしなきゃいけない。
私への違和感を気にしないでいてくれる人、私への違和感を感じないでくれる人は、本当に本当に貴重だから




と、

こんな風に、

たまに、

違和感たっぷりの文章を書いてしまう、早乙女彩なのでした。


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