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「与える」という誕生日の過ごし方
noteコミュニティの皆さん、こんにちは。
英語トラウマを克服して英語で人生をはじめた自身の経験から『マインドセット英語コーチ』として活動している彩美です。
私ごとですが、本日誕生日をむかえ、ひとつ歳を重ねました。はい、天皇陛下と同じ誕生日です。(そしてハリセンボンの春奈ちゃんも。)
すべての人にやってくる1年で1回の素敵な日。
私にとって誕生日は自分のためにあるのではなく、必ず味方でいてくれる家族や、寄り添い続けてくれる友人をはじめ、大切な存在に感謝をする日。
19歳で母になり、女手ひとつで大学まで出してくれた母は感謝してもしきれない存在です。物心ついたときに父は不在でしたが、母よりも2歳年下の父にとって「17歳で父親」という重責は相当なものだったのでしょう。
それでも父とは、互いの誕生日には「おめでとう」の連絡を取り合える関係でいられていることを幸せに感じています。
友人たちがサプライズパーティーを開いてくれる、そんな誕生日を過ごした時期もありましたが、今年は『Kiva』というかたちで、自分史に誕生日を刻むことにしました。
以前からチャリティに関心があった私がKivaを知ったのは数日前。Googleのエバンジェリストであるゴーピ・カライル著の『RESET』を読んでいたときのことでした。
58ページにはこう書かれていました。「普通の人」がとてつもない影響力を持っている。6ページ分の内容をカライル氏の言葉でそのままお届けします。少しのお時間さいて読んでくださったら嬉しいです。
Kivaは貧困状態にある第三世界の女性をサポートする非営利組織。特徴的なのは個人で$25のマイクロクレジット(小口融資)から支援できるということ。
(支援した事業が利益をあげると融資は返済されます。そのお金は引き出すこともできますし、ふたたび違う女性の支援に使うこともできます。)
「これだ!」
今年の誕生日には、これまでとは違ったかたちで誰かのちからになりたいと考えていた私のもとに、Kivaはこうして必然的に訪れました。
とはいえ、私はコーポレート生活を離れてフリーランスで独立したばかり。「誰かに出してるお金なんてないでしょ」論理的に考える左脳の私が言います。
でも、感情で考える右脳の私が次の瞬間にこう言いました。
「"Be the change you wish to see in the world." あなたが人生の格言にしているガンジーの言葉は、いまこの時のためにあるんじゃない?」
その1時間後、4名の女性の支援を終えている私がいました。
自分に贈るのではなく、いまこの瞬間に遠く離れた世界で生きる誰かのために贈る1万円の誕生日プレゼント。
私が産声をあげたとき、人生で一番幸せな瞬間をむかえた人がいました。そして世界の78憶485万8086の人たち、ひとりひとりに同じストーリーがあって、いまも1秒に4つの新しい命が生まれ続けています。
78憶485万8086分のイチでしかない私たちの存在は海岸の砂粒ひとつよりも小さいかもしれません。それでも私たちには、いつだって2つの生き方が用意されています。
「私にできることなんて、この世界には何もない」と下を向いて諦めるのか「私にも、この世界でできることがある」と上を向いて微笑むのか。
この世に生まれた私たちには誰しもに無限の可能性があって、その可能性はいつだって見つけられることを待っています。そして、私たちにはいつだって選択する自由があります。
与えてもらう幸せではなく、与える幸せを選ぶ。そんな誕生日があってもいいですよね。
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