最後のお小遣い
3月1日。6月いっぱいで閉館してしまう帝国ホテルタワー館
ラ ブラスリーにて、ひとりゴージャスランチをしてきました。
3月1日は父の命日。
遺品の整理をしている時、長財布の中に一万円札を見つけました。
最後の入院生活は数年に及び、財布を手にすることもなかったのと
非常時の持ち出し袋に入っていたので
おそらく緊急用に備えていたようです。
アスペルガーの姫(母)は大切なものをひとつところにまとめる
という作業が出来なくて、タンスのあちこちからお金が出てきたり
本やノートにお札を挟んでいたり。おかげで実家の処分の際は
確認作業に多大な時間を費やす羽目になりました。
それはさておき。
長財布に入っていた新札の一万円札をどうするべきかと
考えながら、気づけば昨年十七回忌。
いくら何でも熟成させすぎた 笑。
日比谷に行く用があって色々調べていたとき
偶然ラ ブラスリーがヒットしたんです。
そこでこれはランチに行くしかないなと決めました。
友達との会食も楽しいけれど
今日はね、ひとりで。
時間はどんどん過ぎてゆき、私もいい年になりました。
目の前に居なくても親子であることに変わりはない。
色々あるけど、今日も踏ん張って生きています。
お父さん、ごちそうさまでした。ありがとう。