旅と写真と文章と忘年会

「ほんとに実在したんだ」

真っ先にそんな感想が思い浮かんだ。

場所は新宿。オンラインコミュニティ「旅と写真と文章と」の忘年会。

"旅と写真と文章と"通称"旅しゃぶ"は、その名の通り、旅・写真・文章のいずれか(もしくは全部)に興味のある・好きな人たちが集まっているコミュニティ。

わたしはAUTUMNクルーとして、この秋から参加している。

……のだけど。
このコミュニティに関しては正直ROM専で。
120人くらいいるこのコミュニティは、もう情報量がすごくて、追いつくので精一杯。追いついた時には話は先に進んでいて、なかなか会話に入れず、気がつけば見ているだけのROM専に…。

でも、見てはいたから、どんな人がいるとか、この人に会ってみたいとか、勝手に、すごく勝手に、一方的に思っていたわけで。

とまぁそんなときにちらりと見えた忘年会のお知らせ。

「せっかくだから、行ってみたいな。」

そう思った気持ちが頭から離れず、気がつけば

「せっかくだから、(たとえ何があったとしても絶対に)行ってみたいな。」

くらいにまで行きたい気持ちが募っていた。

ってことで、引越しの前夜、しかも荷造りが全然終わっていないという非常にピンチな状態にもかかわらず、ウキウキした気持ちだけを持って忘年会に参加。

全然会ったことない人たちばっかりだから、会場に着いても分かるんだろうか、そもそもわたしROM専だし認識してもらえるんだろうか…そんな不安をちょっぴり抱えつつ、集合時間ぴったりに会場へ到着。

着いた瞬間、幹事のみずきさんが「あやめしさん〜♡」ってにこやかに迎えてくれて、こんなものまでいただいてしまった。

ねえ、これ、当日参加の約30名全員分用意してあったんだよ。素敵すぎない？みずきさんの心遣いすごすぎない？？
初っ端からあったかい気持ちになって、なんだか今晩は楽しくなりそうだなあという予感がした。

伊佐さんの乾杯の合図とともにスタートした忘年会。ひとり一言ずつ自己紹介をして、

「おお！あの人だ！」「本物だ！」「実在してるー！！！」

みたいな気持ちが終始心の中をぐるぐる。

SlackとかTwitterとか、ネット上で見ていた人たちが、本当に自分の目の前にいることに、なんだか不思議な気持ちになって。

会ってみたいなとか、仲良くなりたいなとか、そう思って一方的にTwitter見てたりブログ読んでた人たちが、目の前のすぐ届く距離にいる。

みんな優しくてフレンドリーで話しやすくて。良い人たちばっかりで、本当に本当に、終始楽しかった。

しかも。しかもね。これめっちゃ聞いて欲しいんだけどね。

「あやめしちゃん会ってみたかった〜！」

って、声をかけてくれる人が、何人もいた。

もう一回言うね。

声をかけてくれる人が、何人もいた。

嬉しすぎて2回言ったし、文字も大きくしてみた。わたしの嬉しい気持ち伝われ。

わたしのTwitterとか、毎日更新してるこのnoteとかを見てくれている人がたくさんいて。
わたしに会いたい、話をしてみたいと思ってくれている人がたくさんいて。

めっちゃ嬉しかったのと、毎日発信を続けているとこんなこともあるんだなぁという気持ちでいっぱい。やってて良かったなあ。いやぁ、良かったよ。

旅の話とか、カメラの話とか、いっぱいいっぱい色んな話を聞いて。

週末旅人を名乗っていながらまだ国内しか回っていなかったわたしが、国外へ出てみたい気持ちをより一層募らせることになった。それに、国外に対して勝手に抱いていたハードルが、実はそんなに高くないんだということに、気づいてしまった。

ひとりでふらっとどこかの国に、世界一周中の友だちに会いに行く、とか、やってみたい。

＊＊＊

学生の頃は、学年が上がるごとに自動的に友だちが増えていった。
でも、社会人である今、そういうわけにはいかない。

自分が動かなければわたしの世界はわたしの周りの半径数メートルのままだし、交友関係は会社のみ、なんてことも大いにありうる。

きっと、動かなければ狭い世界なのかもしれない。けれど、動いてみれば道は全方位に向けられていて。

仕事だの家庭だの、なんらかのしがらみもそりゃあるかもしれない。でも、行こうと思えばどこでも行けるし、会いたい人にも会えるし、やろうと思えば何だってできる。

大事なのは、今までとは違う方向に、自分の足をちょっとだけ前に出してみること。

わたしはこの半年で、それをすごく感じた。

＊＊＊

いやぁ、それにしても楽しい忘年会だったなぁ。

出会ってくれたみなさん、本当にありがとうございました！

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